部下に依頼事項があって連絡したのに返信がない──。こうした事態は、上司のちょっとした言い回しのミス、気配りの不足が招いていることも少なくない。部下を動かすポイントを、人材教育コンサルタントである田中淳子さんに、場面別に解説していただいた。

シーン1:モチベーションを上げる

【BAD MAIL】

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BAD MAIL/GOOD MAIL

[A]まずねぎらいを……ここまでの仕事に対するねぎらいがない。対部下であっても挨拶を差し込むのが礼儀。言葉づかいが全体的に乱暴すぎる。
[B]過度の期待は×……過度の期待を記すと逆にプレッシャーを与え、逆効果に。
[C]直接的な言葉はNG……「やる気を出せ」等、鼓舞させるためとはいえ直接的な言い回しは、逆に上司への不満、反感につながるので注意。

【GOOD MAIL】

[A]最初に挨拶を……たとえ部下であっても、挨拶、仕事に対するお礼など、礼儀は必要。最初に挨拶を入れることで、上司からのメールに対する「構え」が和らぐ。メールは残るものなので、できるだけ「ですます」で丁寧に書くほうが無難。挨拶(お礼)の後に、本題を差し込むと全体がソフトに。
[B]Iを主語にフォロー……ミスなどを指摘されたことで、部下が落ち込まないようフォローを。この場合、「私が嬉しい」「私が助かる」など、自分を主語にして伝えると効果的。
[C]気配りで締める……気持ちよく、さらに不安なく作業できるような気配りで締めくくるのが重要。