北島康介選手や寺川綾選手らトップスイマーを指導し五輪メダリストに育て上げた平井伯昌氏が「人を育てる」をテーマに語った本。経営者の間で評判が高く、私の周囲にも全社員に本書を配ったという社長がいる。仕事の参考になりそうな本はなるべく読むようにしているので、刊行から間もなく私も手に取ってみた。

勝つための「考え方」「伝え方」「心の鍛え方」「チームとしての鍛え方」が具体例とともにわかりやすく書かれている。なかでも印象的なのは、教えられた通りにやるだけではなく、自ら考えてさらに一歩踏み出した選手がメダルに届くという指摘である。自律型の人材をいかに育てるか。企業経営にも多くの示唆を与えてくれる本である。