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S&P500は、直近5年間で年率15.05%も上昇している。つみたて投資枠の対象銘柄にはS&P500に連動した運用を目指す投資信託も複数含まれており、円安の影響もあって年率20%を超える上昇率となっている。

S&P500の利回りを基にシミュレーションすると、月3万円の積立を5年続ければ300万円を超える。過去の値動きが未来も続くとは限らないが、モノの値段が上がっている今こそ投資を始める意味があるだろう。

本記事では、S&P500の利回りをシミュレーションするのと同時に、新NISAのつみたて投資枠で購入できるS&P500関連銘柄を解説。S&P500の関連銘柄に投資しようか迷っている人はこの記事を参考にして投資を始めてみよう。

目次

  1. S&P500とは
    1. 他の株価指数との比較
  2. S&P500の利回りを運用期間ごとにシミュレーション
    1. 運用期間1年の場合
    2. 運用期間3年の場合
    3. 運用期間5年の場合
  3. S&P500は今後どうなる?
    1. 新NISAのつみたて投資枠で買えるS&P500はどれがいい?
    2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    3. iFree S&P500インデックス
    4. iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
  4. S&P500が買えるおすすめネット証券
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
  5. SBI証券でのS&P500の買い方を紹介
  6. S&P500や新NISAのつみたて投資枠に関する質問

S&P500とは

S&P500とは、米国の主要企業およそ500社で構成される株価指数だ。NYダウ平均株価やナスダック総合指数と並んで有名な米国の株式指数で、米国株式市場の時価総額(=株価×発行済み株式数)の約80%をカバーしている。

■S&P500の概要
構成銘柄数 構成銘柄の変更頻度 リターン(年率)
直近1年 直近3年 直近5年
503 年4回(3,6,9,12月) 29.88% 11.49% 15.05%

銘柄の見直しが年4回おこなわれるため、常に実力のある企業で構成される仕組みだ。

ウォーレン・バフェットが妻への遺言で「資産の90%をS&P500(に連動した銘柄)に投資するように」と指示していることが明らかになり、日本でも人気が高まっている。

組入上位銘柄はApple、Microsoft、Amazonなど、世界的に有名な米国のIT企業が多い。

■組入上位10銘柄
銘柄名 比率
Microsoft
(マイクロソフト)
6.9%
Apple
(アップル)
5.5%
NVIDIA
(エヌビディア)
5.0%
Amazon
(アマゾン)
3.7%
Meta Platforms A
(旧フェイスブック)
2.4%
Alphabet A
(グーグル)
2.0%
Berkshire Hathaway B 1.7%
Alphabet C
(グーグル)
1.7%
Eli Lilly and Company 1.4%
Broadcom 1.3%
参照:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)月次レポート(2024年3月)
(2024年3月29日現在)
※比率は投資信託のデータを引用しているため、S&P500と若干異なる場合がある

他の株価指数との比較

直近5年の値動きを他の株価指数と比較すると、IT企業が中心となるナスダック総合指数よりは上昇率が低いものの、日経平均株価やNYダウ平均株価より高いことがわかる。

■比較チャート(S&P500=青色)

gdp
画像引用:TradingView
S&P500以外の株価指数について
  • ナスダック総合指数(黄色のチャート)
    米国のナスダック市場に上場している全銘柄で構成された株価指数。
  • NYダウ平均株価(緑色のチャート)
    米国の各業種を代表する30銘柄により構成された株価指数。
  • 日経平均株価(オレンジ色のチャート)
    日本を代表する225銘柄で構成された株価指数。日本経済新聞社が選定。

S&P500の利回りを運用期間ごとにシミュレーション

S&P500に投資するとどれくらいの利益が得られるのかを、月3万円の積立金額で運用期間ごとにシミュレーションしてみた。

S&P500に連動した運用を目指す「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資した場合を仮定する。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の利回り
直近1年 直近3年 直近5年
43.58% 21.21% 20.78%
参照:三菱UFJアセットマネジメント, 楽天証券
(2024年4月26日現在)

ただし、シミュレーションでは株価が一定の割合で上昇し続けることを前提として計算しているため、

実際の運用結果とは異なる。あくまで目安として確認していただきたい。

運用期間1年の場合

元本 積立総額 利益
36万円 44万1,366円 8万1,366円

直近1年間は円安の影響が大きく、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は43.58%も上昇している(2024年4月26日現在)。上昇率が同じ状況で月3万円の積立投資を1年続けると、8万円前後の利益が見込める

運用期間3年の場合

元本 積立総額 利益
108万円 149万1,945円 41万1,945円

直近3年間のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上昇率は81.14%で、これを年率換算すると21.21%だ(2024年4月26日現在)。月3万円の積立投資を3年続けた場合、上昇率が同じなら41万円前後の利益が見込める。

運用期間5年の場合

元本 積立総額 利益
180万円 312万746円 132万746円

直近5年間のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上昇率は157.01%で、これを年率換算すると20.78%だ(2024年4月26日現在)。同じ上昇率で月3万円の積立投資を5年続けた場合、132万円前後の利益が見込める。

S&P500は今後どうなる?

S&P500は、今後も経済成長が続く限り長期的には上昇するだろう。国の経済を見る指標として有名なGDP(国内総生産)を比較すると、米国が圧倒的な伸長を示していることがわかる。

主要各国の名目GDP
画像引用:楽天証券

GDP成長率が顕著な国の主要企業およそ500社で構成されているS&P500は、有望な投資先のひとつといえるだろう。

S&P500は年4回銘柄の入れ替えがある。米国ではベンチャー企業が日々誕生しているため、入れ替わりも激しい。これまではAppleやMicrosoftをはじめとした「GAFAM」が米国の株式市場をけん引してきたが、最近ではNVIDIA(エヌビディア)など他の企業も頭角を現しつつある。

S&P500は企業の規模に応じて、銘柄の入れ替えだけでなく投資割合の調整もしている。企業の規模が大きいと投資割合が増えるため、将来有望な企業ほど投資割合も増える傾向がある。

これから伸びそうな企業に投資するS&P500は、銘柄選びに自信がない人や投資割合の調整が面倒だと感じる人に向いているだろう。

新NISAのつみたて投資枠で買えるS&P500はどれがいい?

新NISAのつみたて投資枠で買えるS&P500は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめだ。ここでは5年以上の運用期間がある銘柄を3つ選定し、運用成績を比較していく。

新NISAのつみたて投資枠で買えるS&P500
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • iFree S&P500インデックス
  • iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド

投資方針が同じでも、信託報酬をはじめとした投資信託の保有にかかるコストや実際の運用商品は若干異なる。リターンの差は年率0.1〜0.4%程度とわずかではあるが、現時点ではこの3銘柄のなかで信託報酬が最も低く、運用成績も良いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめだ。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の概要
リターン(年率) 直近1年 43.58%
直近3年 21.21%
直近5年 20.78%
基準価額 2万8,145円
純資産総額 4兆2,203億7,000万円
信託報酬 年率0.09372%
主な販売会社 SBI証券、楽天証券
参照:三菱UFJアセットマネジメント, 楽天証券
(2024年5月2日現在)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、他の2銘柄と比べて年率0.1〜0.4%程度よい運用成績を出している。

純資産総額(投資信託の資産から費用を除いた金額)が日本の投資信託のなかで最も多く、資金量が豊富な分、効率的な運用ができる。今後の運用次第で成績が変動する可能性はあるものの、圧倒的な人気を誇るeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の優位は揺るがないだろう。

比較用に残り2銘柄のリターンも同じ条件で記載しているので、自分の目で確かめてほしい。

iFree S&P500インデックス

■iFree S&P500インデックスの概要
リターン(年率) 直近1年 43.39%
直近3年 21.03%
直近5年 20.63%
基準価額 3万1,303円
純資産総額 2,126億800万円
信託報酬 年率0.198%
主な販売会社 SBI証券・楽天証券
参照:大和アセットマネジメント, 楽天証券
(2024年5月2日現在)

iFree S&P500インデックスは先に挙げたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と比較して、直近5年間のリターンが約0.1%のみ下回っている。
信託報酬に関してはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2倍ほどあり、大きな差となるため、コストを抑えるならeMAXISシリーズを選ぼう。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド

■iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの概要
リターン(年率) 直近1年 43.48%
直近3年 20.86%
直近5年 20.35%
基準価額 5万3,083円
純資産総額 405億8,200万円
信託報酬 年率0.0938%
主な販売会社 SBI証券・楽天証券
参照:ブラックロック・ジャパン, 楽天証券
(2024年5月2日現在)

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは先に挙げたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と比較して、直近5年間のリターンが約0.4%下回っている。 信託報酬もわずかにeMAXISシリーズのほうが安い。やはりS&P500に連動した運用を目指す投資信託なら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が現状一番優れていると言えるだろう。

S&P500が買えるおすすめネット証券

S&P500が買えるおすすめのネット証券は、SBI証券と楽天証券の2社だ。

おすすめネット証券
  • SBI証券
  • 楽天証券

SBI証券

SBI証券
画像引用:SBI証券
■SBI証券の新NISAの概要
取扱銘柄数(投資信託) 1,181銘柄
取扱銘柄数(米国株) 5,205銘柄
取扱銘柄数(単元未満株) 3,900銘柄以上
クレカ積立(ポイント付与率) 三井住友カード(0.5%〜5.0%)
ポイントサービス Vポイント(Tポイント)
Pontaポイント
dポイント
JALのマイル
PayPayポイント
ポイント投資 投資信託
日本株
単元未満株
IPO実績(2023年) 91社
※1 2024年11月買付分以降は年間カード利用額により0.0%~3.0%に変更
※2 SBI証券でポイント投資可能なのは、Vポイント(Tポイント)、Pontaポイントの2種類
(2024年3月16日現在)
SBI証券をおすすめする理由
  • 手数料が無料
  • ポイントプログラムやクレカ積立のサービスも充実
  • 取扱銘柄数・商品数が多い
  • IPOの取り扱い実績が豊富

SBI証券は、業界ではじめて日本株の売買手数料無料化を発表した証券会社であり、新NISAなら投資信託や米国株の売買手数料も無料だ。

手数料が安いだけでなく、ポイントプログラムやクレカ積立のサービスも充実している。

SBI証券のポイントプログラムは5種類のポイントに対応している。投資信託の保有やクレジットカードによる投信積立の決済(クレカ積立)によってポイントが貯まるほか、投資信託や国内株式の購入にポイントを使うことも可能だ。

ポイントの種類ごとのサービス対応は以下の通り。

用途 貯まる 使える
ポイントサービス 投資信託の保有 クレカ積立 投資信託の購入 国内株式の購入
Vポイント(Tポイント)
Pontaポイント ×
dポイント × × ×
JALのマイル × × ×
PayPayポイント × × ×

楽天ポイントを除いたメジャーなポイントに対応しているため、他の証券会社と比べて選びやすいだろう。

SBI証券は三井住友カードでクレカ積立ができ、ポイント付与率と年会費は以下の通りだ。

SBI証券のクレカ積立(主なカード)

三井住友カード_還元率

現状は年間のクレジットカード利用額に関係なく、カードのステータスによって0.5〜5%のポイント付与率にわかれている。ただし2024年11月買付分以降は、年間のカード利用額によって0〜3%にポイント付与率が下がってしまう。

■2024年11月買付分以降のポイント付与率
年間カード利用額 クレカ積立ポイント付与率
三井住友カード(NL)Oliveフレキシブルペイ 10万円未満 0.0%
10万円以上 0.5%
三井住友カード ゴールド(NL)Oliveフレキシブルペイゴールド 10万円未満 0.0%
10万円以上 0.75%
100万円以上 1.0%
三井住友カード プラチナプリファードOliveフレキシブルペイプラチナプリファード 300万円未満 1.0%
300万円以上 2.0%
500万円以上 3.0%

投信積立専用の「かんたん積立アプリ」を使えば、三井住友カードの登録から投資信託の積立設定までスマホアプリで手続きできる。

かんたん積立アプリ

さらに、金融商品の充実度もトップクラスだ。米国株や投資信託の取扱銘柄数はもちろん、外国株の取扱国数も9カ国で、主要ネット証券の中で最も多い。

外国株の取扱国数
ネット証券 取扱国数
SBI証券 9カ国
楽天証券 6カ国
マネックス証券 2カ国
auカブコム証券 1カ国
松井証券 1カ国
(2024年3月16日現在)

SBI証券はIPO(新規公開株)投資にも向いており、2023年の実績数は91社と業界最多を誇る。IPOチャレンジポイントという独自の制度もあり、貯まったポイントを使うと当選確率が上がる。

IPOチャレンジ

使いたいサービスやポイントにこだわりがないなら、日本株や米国株の手数料が無料でIPOにも強いSBI証券を選ぼう。

\新NISAなら日本株の手数料無料!/

楽天証券

楽天証券公式
画像引用:楽天証券
楽天証券の新NISAの概要
項目 詳細
取扱銘柄数(投資信託) 1,138銘柄
取扱銘柄数(米国株) 4,698銘柄
取扱銘柄数(単元未満株) 1,575銘柄
クレカ積立(ポイント還元率) 楽天カード(0.5%〜1.0%)
ポイントサービス 楽天ポイント
楽天証券ポイント
ポイント投資 投資信託
IPO実績(2023年) 60社
※楽天証券ポイントは投資信託のみポイント投資が可能(2024年3月16日現在)
楽天証券をおすすめする理由
  • 手数料が無料
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • 月15万円までキャッシュレスで積立できる
  • 条件達成で楽天市場のポイント還元率が最大1.0%上がる

楽天証券はSBI証券に次いで日本株の売買手数料無料化を発表した証券会社であり、新NISAなら投資信託や米国株の手数料も無料だ。

楽天グループのサービス利用者は、貯まった楽天ポイントで投資信託や日本株、米国株にポイント投資ができる。 また、楽天カードによるクレカ積立にも対応している。

楽天証券のクレカ積立
ポイント還元率(クレカ積立) 年会費(税込み) 月3万円積立した場合の年間のポイント還元
1.0% 1万1,000円 3,600ポイント
0.75% 2,200円 2,700ポイント
0.5% 永年無料 1,800ポイント
※信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込み)以上なら還元率は1.0%(2024年3月16日現在)

クレカ積立とは別に月5万円まで楽天キャッシュでの投信積立に対応しているため、最大で月15万円のキャッシュレス積立が可能だ。

楽天証券クレカ積立15万円.png

楽天証券は楽天市場のポイント還元率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になっており、条件を満たせば楽天市場でお得にお買い物ができる。

条件 還元率UP 判定のタイミング
合計3万円以上の投資信託購入
1ポイント以上の楽天ポイント利用
0.5% 毎月末
合計3万円以上の米国株購入
購入時に米ドルに両替していない
1ポイント以上の楽天ポイント利用
0.5% 毎月末
※楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が必要(2024年3月16日現在)

楽天カードや楽天市場をはじめとした楽天グループのサービスをよく使う人は、楽天証券を選ぼう。

\楽天カードがお財布に入ってる人!/

SBI証券でのS&P500の買い方を紹介

1.「かんたん積立 アプリ」を開始

まずは「かんたん積立 アプリ」をダウンロードし、「ユーザネーム」と「ログインパスワード」を入力してログインしよう。

かんたん積立アプリ
かんたん積立アプリ_FV

2.アプリ下部のメニューから銘柄の選択

アプリ下部の真ん中のボタンを押すと、「口座管理」画面に移る。既に購入したい銘柄が決まっている場合は画面下の「ファンド検索」を、決まっていない場合は人気の高い銘柄から選ぶ「ファンドランキング」を選択しよう。

ファンドランキング

3. 目論見書を確認し、「積立買付」を選択

購入したい銘柄が決まったら銘柄名をタップし、さらに「積立買付」を選択しよう。 銘柄を購入する際には、投資判断に必要な重要事項が説明された「目論見書」や、月次の運用成績が記載された「月間レポート」も忘れずに確認しよう。

積立頻度の選択

4.新規設定入力

「新規設定入力」画面で、決済方法やコース設定をしよう。 決済方法は、決済するたびにポイントが貯まる「クレジットカード」がおすすめだ。 また、預り区分は「NISA(つみたて)」を選択しよう。

クレジットカードを選択した場合は、「コース設定」で積立の頻度や金額を決めたあと、取引パスワードを入力しよう。「新規設定確認」画面で内容を最終チェックしたら、「設定」をクリックして積立設定は完了だ。

積立頻度の選択

S&P500や新NISAのつみたて投資枠に関する質問

S&P500や新NISAのつみたて投資枠に関する質問のうち、よく聞かれるものを5つにまとめた。投資を始めようか迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

S&P500の利回りの確認方法は?
S&P500の利回り(年率リターン)は、SBI証券や楽天証券などのホームページで確認可能だ。SBI証券の場合は「投資信託 パワーサーチ」楽天証券の場合は「投信スーパーサーチ」を選択し、キーワードにS&P500と入れて検索すると表示される。
S&P500を毎月1万円購入すると5年後はどうなっている?
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の直近5年リターンが年率20.78%であった。このリターンが今後5年間続くと仮定して計算すると、積立総額は104万249円(44万249円の利益)になる。
つみたて投資枠はやめたほうがいい?
新NISAのつみたて投資枠は、少額からの長期・積立・分散投資に適した銘柄が選ばれているため、大半の初心者におすすめできる。常に最高の投資成績を追い求める人にとっては物足りないかもしれないが、長期にわたり安定してS&P500を超える成績を出し続ける銘柄の名前を挙げるのは難しい。欲を出さずに、つみたて投資枠でコツコツと積立投資を続けるほうがリスクマネジメントの観点からは無難といえるだろう。
新NISAの分配金と配当金の違いとは?
分配金は、投資信託の運用利益や元本などから資産の一部を投資家に払い戻すお金だ。一方で配当金は、企業が利益の一部を株主に支払うお金を意味する。つみたて投資枠の対象商品は投資信託しかないため、配当金は発生しない。分配金についても、大半の銘柄が出さない方針を採っている。
S&P500の魅力はなんですか?
S&P500の魅力は、米国を代表する500社の企業に分散投資ができることだ。厳しい選定基準を設けて定期的に銘柄を入れ替えているため、将来有望な企業に絞って投資ができる。自分で銘柄を吟味し購入、適宜売却し、期待できる新たな銘柄を購入するのは大変なため、投資初心者や銘柄選びをプロに任せたい人におすすめだ。