「英語科目に代替」と「一般入試に加算」の2タイプ
そもそも民間英語資格試験と大学入試(一般入試)の結びつきが強くなったのは、国公立大学一次(共通テスト)の英語の科目にこうした資格試験を代用するという入試改革案からです。この案は様々な議論を経て実現されませんでしたが、それまで主に一部の私立大学を中心に活用されていた民間英語資格が、英語4技能(読む・聞く・話す・書く)を入試で問う流れの中で国公立大学も含めた多くの大学で活用されるようになりました。現在では多くの大学が民間英語資格試験をなんらかのかたちで組み込んだ入試方式を持っています。では、英検は大学の一般入試では具体的にどのように使われているのでしょうか。今回は日東駒専やGMARCHの場合を解説します。
英検を利用するタイプの入試には大きく分けて“英語科目に代替させるもの”と“一般入試の得点に加算するもの”がありますが、両方を合わせると日東駒専・GMARCHともに、非常に多くの大学が英検を含めた民間資格試験を入試に組み込んでいます。最新の情報については各大学の情報をご参照いただきたいですが、英検のみに絞っていくつか例を挙げてみましょう。
CSE総合スコアを得点換算してくれる
まずは日東駒専から。日大の経済学部A個別方式では2級以上のCSE総合スコアで得点換算してくれます。CSEスコア1980以上で英語の得点を80点、2142以上で90点、2304以上で100点(満点)に換算してくれ、仮に当日試験の方が得点が高かった場合にはそちらを優先してくれます。ちなみにCSE1980は英検2級合格となるスコア、CSE2304は準1級合格となるスコアです。
実際には各級の合否は不問なので、例えば英検準1級を受けて不合格であっても90点の得点換算を受けられる可能性があるのですが、端的に言うと「2級なら80点、準1級なら満点」ということになります。この試験方式での合格者最低点が例年、300点中160点前後(3科目各100点)と言えば2級を持っているとかなり有利だということがご理解いただけるのではないでしょうか。


