ルーティンを唱え言葉にする
朝、園へ出かける前というのも、親にとっては大きなハードルです。
帽子被って! ジャンパー着て! 靴はいて! ほら早く早く……。
毎朝ぐったり、という方もいるでしょう。このような身支度のルーティンは、唱え言葉にしてしまうといいのです。唱え言葉は耳からのサインです。
園で親御さんにお伝えしているのが、
「帽子、ジャンパー、く〜つ!」
という唱え言葉。
これは、身支度のためのものです。
節は適当でかまいませんし、準備するものや季節に合わせて「帽子、園服、く〜つ!」でも、「カバン、ヘルメット、く〜つ!」でも、出かける前に身に着けておかなければならないものを、リズミカルに唱えます。
そうすれば、毎日のように「出かけるから帽子被りなさい!」とか、「ジャンパーどこへ置いたの?」と、朝から文句を言う必要がなくなります。それにジャンパーを探すにしても、「帽子、ジャンパー、く〜つ!」と唱えながら探したほうが、ずっといいはずです。
子どもにしても、この歌を歌いながら毎日玄関に向かっていれば、「ああ、これから外に行くんだ」ということがわかるようになってきます。そして、「帽子、ジャンパー、く〜つ!」の順番で、身につけて外に出て行くようになります。
自動的に動くための唱え言葉を、リズミカルな言い回しで用意しておく。これは子どもに伝わりやすく、次へのアクションへ移りやすい方法です。
園で見ていても、子どもたちは皆、「帽子、ジャンパー、靴」の順番で支度を整えていきます。魔法にかけられているかのように、動いてくれます。伝われば、動いてくれるものだと、その姿を見てしみじみ思います。
自然と子どもが片付けはじめる唱え歌
唱え言葉に節をつけて歌えば、それは唱え歌になります。お片付けもみんな歌いながら行います。園で歌っている唱え歌をいくつかご紹介しましょう。
片付けのときの唱え歌
♪おもちゃがおうちに帰ります
散らかし屋の小人が
お片付けを始めたよ
シュッシュッシュッシュきれいに
シュッシュッシュッシュ元通り♪
「遊びひも」を巻いて片付けるときの唱え歌
♪でんでんむしのお家はおもしろいお家
ぐるぐるうずまき
ぐるぐるうずまき
ぐるぐるぐるぐるぐーるぐる……♪(やっている間繰り返す)
「遊び布」をたたむときの唱え歌
♪ゆらゆらゆらゆら天までとどけ
天までとどけ
角と角を合わせましょ
はんぶん 半分……♪
(ちょうどいい大きさになるまで繰り返す)



