「彼女の両親へ感謝を伝えたい」

感謝の言葉とともに、奥さまに何かものを贈ることはありますか? の問いに対して飯森氏は言う。

「最近は、人と人の関係を重視するようになりました。そういう中でまず自分がしっかりと立っていないといけない」と言う飯森氏。これからも人の心に響く演奏を届けてくれるだろう。

「一時期、僕も妻も宝石に大ハマリしたことがありました。石からはパワーを感じるんですよね。たまに手に取ったり見たりすると心が落ち着きます。自分でデザインしてジュエリーにしてもらうことが多いのですが、合わせる台にはプラチナを使うことがほとんどです。変色の心配も少ないし、最高の石には最高の台を用意したいので」

その経緯もあり、プラチナを含むジュエリーの数々を贈ったそうだ。

「でも、妻はもともと誕生日や記念日などにプレゼントをもらう習慣がない人だったので『もう十分』って言われちゃうんですよ。だから今度は彼女自身にというよりも彼女のご両親に、『彼女を生んでくれてありがとうございます』と感謝の気持ちをプラチナ・ジュエリーに託して贈るのもいいですね」

東日本大震災後、さらに強まった「人と人の絆」への思い。飯森氏自身、多くの被災地を訪れて演奏活動を行っているが、そこでの人々の反応には驚いたという。

「僕たちの演奏に対して『どうしてここまで』というくらい、みなさん感動して涙を流してくれる。その時に音楽の力を実感し、人が心から発する音や音楽のメッセージが伝わっているんだな、人の思いというのは強いのだなと思いました」

本物の音楽と同じように、色あせることのない人のつながりや思い。いつまでも輝き続けるプラチナの永遠性とも重なって見える。

PRESIDENT SELECTION

純度が高く、経年変化がほとんどないことから純粋性や永遠性の象徴とされるプラチナ・ジュエリー。こちらは流れるようなデザインがアクセントとなったさり気なくも美しい一品だ。


すべてプラチナ×ダイヤモンド 税込
リング 0.7ct 45万1500円
ネックレス 0.62ct 45万1500円
問合せ先/ナガホリ 03-3839-7054 http://www.nagahori.co.jp/

(取材・文/デュウ 撮影/山下亮一)