親が管理するのは絶対NG

また、行動習慣の定着にも「認める」という関わりが欠かせません。

「予定より10分遅れたけど、自分で起きられたね」
「今日は声をかけなくても宿題始められたね」
島根太郎『子どもの人生が変わる放課後時間の使い方』(講談社)
島根太郎『子どもの人生が変わる放課後時間の使い方』(講談社)

できなかったことを指摘するのではなく、わずかでもできたことを認める。その積み重ねが、子どもの行動を強化していくのです。逆に「言った通りに起きられなかったじゃない」という否定的な声かけは、子どもの意欲をいでしまいます。そのときは達成できなくても、チャレンジしようとした気持ちを認める。そうすることで、「次は頑張ってみよう」という意欲が生まれていくのです。

また「どうして難しかったのかな?」と理由を聞く。さらには「じゃあ、成功させるためには、どうするとよさそう?」と問いかけ、考えさせることで、そこから新しい工夫が生まれることもあります。

行動習慣の形成で最も避けたいのは、親が管理するという構図なので、「考えに寄り添い、見守る」姿勢を大切に。習慣づけは一朝一夕にはいきません。それでも、子どもたちは自分で決め、実行し、認められる経験を積み重ねることで、少しずつ自律的な習慣を身につけていくのです。