効率よく勉強を進めるために

効率よく勉強するために意識したのが、先の行動を考えながら生活することでした。

上田彩瑛『数学を武器にしてみよう!』(PHP研究所)
上田彩瑛『数学を武器にしてみよう!』(PHP研究所)

たとえば、通学の時間やお風呂に入っているときに「あとで何時にこの勉強をしよう」とシミュレーションをしていました。事前にシミュレーションをする人は意外に少ないみたいなのですが、やるべきことが多いときは、このような習慣を身につけたほうが楽になると思います。

私はもともと計画を立てるのが好きなタイプで、中学生のときからテストの2週間前には勉強の計画表をつくっていました。「やることリスト」をつくりたがるタイプだったんです。

定期テストのときは、どこからか入手した2週間分の勉強スケジュール表があり、それをコピーして書き込んでいたのですが、高校からはやることが多すぎて表に書ききれず、紙の裏に書き加えていました。

計画表に書き込んだことを必ずしも全部できていたわけではなかったのですが、多めに書いておくと「次、何をしようか」と迷うことがなくなるので、優先順位をつけて並べるようにしていました。

優先順位をつけて、重要なものから消化するようにしておけば、たとえ「やることリスト」に挙げた課題が全部できなくても、「一番大事な課題は終わった」と安心感を得ることができます。

ただ、計画はしっかりつくっても、いざ実行に移すと「今日は勉強が全然進まない」ということもありました。そんなときはほどよく休憩をとりつつ、「私が休んでいる間に、みんなは私の倍、勉強している」と思うようにしていました。

娯楽は1日1時間

時間を無駄にしたくない気持ちはありつつも、前述の通り根っからのテレビっ子であったため、テレビを観ないことなどあり得ませんでした。

1日1時間、晩ご飯を食べているときのみと決めて、毎日録画したドラマや漫才番組を観ていました。今でこそサブスクの倍速視聴は当たり前ですが、10年前から自宅のビデオデッキには倍速機能がついていたので、それで2時間ドラマをCMを省きつつ1時間で観ていました。主題歌も2倍速で聞き慣れていたので、街中でかかっているのを聞いて「こんなに遅い曲やったんか!」と驚くこともしばしばありました。

漫才番組は等倍で楽しみたかったので、1日1時間できっちりやめて数日に分けて観ていました。

すべての娯楽を制限するのではなく、時間を決めて適度に息抜きすることも私には欠かせませんでした。