“親が口出し”して成功するケースはない

なかなか家で勉強しないこともあるでしょう。成績が伸びずに苦しんでいるところを見るかもしれません。そういった時に「あなたは頑張っていない」や「そんなにダラダラしてていいの?」といった声がけは最悪です。愚痴の一つも言いたい気持ちは抑えて、そういう時は間接的に干渉するのがいいでしょう。

船登惟希『改訂第2版 行きたい大学に行くための勉強法がわかる 高校一冊目の参考書』(KADOKAWA)
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例えば、勉強法の本をオススメしてみる。本を介して伝えたいことを伝えてみる。または、知り合いの大学生や、志望校の先輩を見つけて、その人を紹介してみる。その人から勉強のアドバイスをもらったり、叱咤激励してもらったりするという手もあります。

親子関係によりますが、親が子どもの勉強に口出しをしてうまくいっているケースはほとんど見かけません。中学受験の経験を引きずり、親が全面に出てしまうと却ってうまくいかないのです。

受験や成績をめぐる情報はあふれていますが、どんなに便利な教材やサポートがあっても、最終的に知識を定着させるのは子ども自身しかできません。塾も進学校も、あくまで「環境」に過ぎず、その環境をどう活かすかは本人次第です。

「環境の整備」が学力向上の最短ルート

親は、進学校や塾に行かせたから安心するのではなく、「子どもがその環境を活かせるよう支える」という視点を持つことが求められます。

学力向上に“魔法の方法”はありません。あるのは、子ども自身の地道な努力と、それを支える親の環境整備能力です。そのためにも親自身が現状を見直し、子どもの学力向上に最適な環境を用意するという「積極的な間接的支援」を行うことが、お子さんの成績向上の最短ルートとなるのです。