「部活廃止」に寄せられる反対の声
私がSNSなどで「部活は廃止すべき」と提案すると、ものすごい反対の声が寄せられます。
「部活があるってわかってて教員になったんだろ?」
「覚悟が足りない」
「生徒の青春を潰すのか⁉」
「覚悟が足りない」
「生徒の青春を潰すのか⁉」
などというような。
賛否両論あるのは当然ですが、そういう意見を言う方は、まったく未経験の運動部の顧問を引き受けてみてほしいです。
きっと、先生方がどんな無茶振りをさせられているか、よくわかると思います。「部活は大切だから残した方がいい」と言っていいのは、まったく未経験の強豪部の顧問をやらされても、喜んで土日を捧げる覚悟がある人だけです。
地域移行が失敗だらけのわけ
今、文部科学省は、部活改革の案として『部活の地域移行』を掲げています。
部活が先生方の長時間労働の要因になっているとするなら、顧問(指導者)を教員ではなく、地域住民から募ればいい。部活を学校から地域に移行してなんとか温存していこう、という考えです。
しかし私は、その試みは失敗すると予想しています。
なぜなら、部活の地域移行なんてものは、もう20年も前からいろいろな地域で試みられてきたことだからです。
私も先進校に視察に行って、「ここの地域では……」と担当者が得意げに話しているのを聞いたことがあります。じゃあ、その地域はその後どうなったかというと、いつの間にか部活は元の形に後戻りしました。つまり地域移行は失敗に終わったということです。
なぜそうなったかというと、部活指導は単純な技術指導だけではないからです。コーチと生徒、保護者の間でトラブルが多発してしまうのです。

