「難易度」も細かく調整できる

東大生は、このような手法で自分に合った問題を出題してもらうことで、勉強を効率化している人が多いのです。英語でも数学でも、理科でも社会でも、古文単語でも大学の勉強でも、科目を選ばずにこのような使い方をすることができます。

自分の状況に合った問題を生成できる、というのは、生成AIの使い方として非常に効果的だと言えます。親御さんにおすすめしたいのは、お子さんのレベルに合った問題が出題されるように先ほどお伝えした細かい指定の仕方をサポートしてあげることです。生成AIの特性上、入力する情報が多ければ多いほど、お子さんのレベルと問題のレベルがちょうどよく噛み合います。

「でもそれなら、問題集とか参考書を買って、その問題を親が出せばそれで事足りるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。実際にそのような質問もかなりの頻度で受けます。しかし、ChatGPTならではの使い方も考慮すると、問題集や参考書には絶対にできないメリットがあります。それは、問題の難易度に対して、細かい調整ができる点です。

例えば、ChatGPTが出してきた問題が簡単すぎるなと感じたときに、「もっと難しい問題を出してください」とお願いすることもできます。実際の画面でやってみると次のようになります(図表2)。

【図表2】ChatGPTにもっと難しい問題を依頼した画面
筆者提供
【図表3】ChatGPTが出した問題
筆者提供

何度もヒントを聞くことができる

このように、問題の難易度は追加で条件を提示することで、調整することができます。文章題や応用問題など、具体的に問題の出し方を調整することも可能なのです。これは、紙の参考書ではなかなかできないですよね。

さらに、難しくてわからないときには、「この問題のヒントを出してください」とお願いすることも可能です。参考書で問題を解いているときにわからない箇所があっても、人がいなければヒントを出してもらうことは難しいです。でも生成AIならそれが可能なわけですね。誰かに頼らなくても、ヒントをもらえるわけです。

しかもヒントを複数個出してもらうことも可能です。「このヒントではまだ問題が解けないので、もっとヒントを出してください」とお願いすることもできますし、「ここまではわかったんですけど、ここから先は難しいです」と聞くこともできます。

また、解説に関しても同様です。「この問題の解説を細かくお願いします」と聞くこともできますし、また逆に「この問題の解説をざっくりでいいのでお願いします」ということも可能です。参考書の解説はワンパターンしかない場合がほとんどですから、このように解説をいくつものパターンで出してもらえるのは大きな利点だと言えます。参考書の解説を読んでも全くわからず挫折してしまう、ということが起きないのです。