定年後の人生を謳歌するには何をすればいいか。医師の和田秀樹さんは「年を重ねれば価値観は変わるもので、長年連れ添った夫婦であってもミスマッチが起こる。もはや夫婦の会話がなくなっていたり、関係がギスギスしていたりするのなら、別の人と一緒になることを考えてもいい」という――。

※本稿は、和田秀樹『60歳でリセットすべき100のこと』(永岡書店)の一部を再編集したものです。

秋の紅葉、京都の通りを歩く着物姿の日本女性
写真=iStock.com/magicflute002
※写真はイメージです

女性のモテ期は50代以降に再びやってくる

第二の人生を考えた時に、一人で自由気ままに人生を謳歌するのもいいでしょうし、パートナーと人生を歩むのもいいでしょう。結婚はしてもしなくても、人生においてパートナーがいると何かと心強いと思います。

私は、結婚は何度してもいいのではないかと考えています。年を重ねれば価値観は変わるもので、長年連れ添った夫婦であってもミスマッチが起こることもあります。

もはや夫婦の会話がなくなっていたり、関係がギスギスしていたりするのなら、別の人と一緒になることを考えてもいいと思うのです。

熟年離婚や死別などさまざまな理由で配偶者と別れた人、また、これから離婚を考えている人、もちろん未婚の人も、パートナー探しを始めてみませんか?

女性のモテ期は50代以降に再びやってきます。閉経後は「人づきあいホルモン」とも呼ばれるテストステロンの分泌量が増えてアクティブになるため、恋愛にも積極的になれるでしょう。

恋をするとドキドキしたり、ワクワクしたりして感情が高ぶります。ときめく心が「感情の老化」を防いでくれるのです。