限られた時間で効率的に! メリハリをつけて勉強
受験は、まさに情報戦です。よく「努力は報われる」と言いますが、正確には「正しい努力は報われる」のだと思います。努力の方向が間違っていたら、どんなに長時間机に向かっていても結果にはつながりません。
やみくもにがんばるより、勉強に使える時間が10あるとすれば、そのうち3は方針の検討や計画立案に費やしたほうがいい。これは受験生のときに教わって、今も変わらずに実践していることです。結果、勉強時間は短くても、効果的に学習内容が身につきました。
綿密なスケジュールを立てるようになったのは、長時間、机に向かい続けるのが苦手なタイプだったということも大きいかもしれません。
朝8時から勉強を始めたとすると、午後3時にはプツッと集中力が切れてしまうのです。だからこそ「3時までに何ができるか」が大事でした。
限られた時間しかないからこそ、効率よく取り組むことが必要だと思って、戦略を考えることに注力したのです。
また、睡眠時間は絶対に削らない、というのも私のこだわり。「寝るのが遅くなると、アホになる」というのが持論です(笑)。疲れた脳でがんばるより朝スッキリとした頭で勉強したほうが効率も上がります。(以下、後編へ続く)
河野ゆかり
東京大学医学部医学科6年生。2000年兵庫県生まれ。神戸海星女子学院小学校から系列の中学高校へ進学。学部2年生からTBSのクイズ番組「東大王」に出演。理系を目指す女子中高生に奨学金を出す山田進太郎D&I財団「STEM(理系)女子奨学助成金」のサポーターも務める。
東京大学医学部医学科6年生。2000年兵庫県生まれ。神戸海星女子学院小学校から系列の中学高校へ進学。学部2年生からTBSのクイズ番組「東大王」に出演。理系を目指す女子中高生に奨学金を出す山田進太郎D&I財団「STEM(理系)女子奨学助成金」のサポーターも務める。