読点の有無で意味が変わる

①「赤いランドセルの中の筆箱」
②「赤い、ランドセルの中の筆箱」

①では、赤いものはランドセルですが、②では、赤いものは筆箱です。

読点は、直前直後の言葉の意味のつながりを断ち切る働きを持ちます。②では、「赤い」と「ランドセル」の修飾関係が断ち切られています。

このように、読点の有無は意味に大きな影響を与えます。

原稿ノートは、こういったことがらへの意識を高めるためにも、有益なのです。

「罫線ノート」は読みづらいノートになる

罫線ノートでは、文字のサイズが大きくなったり小さくなったりしがちであるため、文字のバランスが乱れ、結果的に読みづらいノートになってしまいます。

福嶋隆史『塾へ行かなくても得点力がぐ~んと上がる!ふくしま式で身につく!国語読解力』(大和書房)
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その点、原稿ノートでは、たとえ文字の大きさが変わっても一行の文字数は変わりませんから、バランスのとれた読みやすいノートになります。

計算問題を解く際にも、罫線ノートに乱雑に書いた計算はミスを誘発しやすく、逆にマス目ノートに整理して書いた計算はミスが減ります。

これは国語でも同様です。

読みやすく整理されたノートこそが、子どもの思考を整理してくれるのです。

ノートとは、思考の足跡を残す場です。

自己の思考の足跡を後できちんと確認できるようにするために、原稿ノートは最適なアイテムだと言えるでしょう。