企業の日々の営業活動を支え生産性を引き上げるツールとして、Sky株式会社の営業支援 名刺管理サービス「SKYPCE」に注目が集まっている。導入企業は「SKYPCE」のどこに魅力を感じ、どのように活用しているのか。ドラム缶や高圧ガス容器などの大手、JFEコンテイナー株式会社の中原明人氏と中嶋徹也氏にユーザーとしての本音を語っていただいた。

導入の決め手は「活動記録」機能とタグの効率運用

当社ではもともと、営業活動の進捗や結果の管理のため、営業日報を取りまとめるツールや表計算ソフトウェアを利用していました。しかし、「お客様情報の入力に手間がかかる」「過去の記録を探すのに時間がかかる」といった難点もあるため、より効率的に管理できるツールはないかと探していました。そんな折に紹介されたのが、営業支援 名刺管理サービス「SKYPCE」です。さまざまな機能がある中で、案件ごとに営業活動の状況を入力できる「活動記録」機能を営業日報として使う運用を思いつきました。「SKYPCE」なら、名刺をスキャンするだけでお客様情報を正確に登録することができますし、会社名や名前から素早く記録を検索することもできます。さらに、関連する情報をひもづけるタグを活用すれば、自社の業務に合わせた柔軟な運用も可能です。

ただ、試用期間中には、「活動記録」に入力した情報が「SKYPCE」上でしか閲覧できないことに不便さを感じていたのも事実です。しかし、それをSky株式会社に伝えたところ、CSV形式のファイルでエクスポートできる機能が実装予定(2024年3月に提供しているバージョンにて実装済み)であることがわかったため、正式に導入することを決めました。

現在は営業部を中心に活用していますが、今後は名刺データや「活動記録」の蓄積を待って、お客様情報の分析や営業戦略の策定にも「SKYPCE」を活用していく予定です。例えば、「活動記録」の過去の事例から「この業種のお客様にはどのようなサポートが必要か」「クロスセルの提案ができないか」といったことを分析できれば、営業活動の質や利益を向上させるヒントにつながるのではないかと考えています。

JFEコンテイナー株式会社 営業総括部長 兼 経営企画部の中原 明人様(右)とICT推進部長の中嶋 徹也様(左)。

自社用のマニュアルを作成、情報共有や連携がスムーズに

もっとも、業務効率化のために新しいツールを導入しても、社内で積極的に活用されなければ効果は上がりません。そのため、当社では「SKYPCE」導入時にいくつかのルールを作り、活用促進に向けて自社用のマニュアルを作成しました。中でも特にこだわったルールの一つが、タグの指定です。当社では、データベース上でお客様ごとに4桁の数字を割り振っていますが、「SKYPCE」でもその数字を「活動記録」の情報にタグとして付与しています。これにより、仮に分社化や統合などの事情でお客様の企業名が変わった場合でも、タグで絞り込めば同一企業の記録としてひもづけられるようになっています。

また、当社のお客様には全国展開している企業が多く、地域によって営業担当が異なるケースも少なくありません。そのため、全国各地の営業担当が「SKYPCE」を通じて営業活動の進捗を共有し、お互いに連携することで効率的に案件を進められるようにしています。例えば、東京の購買部とやりとりをする営業担当と、地方の工場を訪問する営業担当がそれぞれ「活動記録」を入力しておけば、離れている拠点の状況も全社的に共有することができます。地方(納入先)のお客様から出た要望や急ぎの調整を、東京の営業担当が素早く把握してフォローに回るなど、トラブルの回避や手厚いサポート体制の実現に役立てています。

離れた拠点の営業担当者同士が日々の「活動記録」を共有することで、全国規模の顧客へもスムーズに対応できる。

空き時間に「活動記録」を確認しマネジメントを効率化

当社では取引が長期に及ぶお客様が多く、途中で営業担当が変更になるケースもあります。そのような場合でもシームレスに対応していくためには、お客様情報の丁寧な引き継ぎが欠かせません。しかし、新旧の営業担当のタイミングが合わず、引き継ぎのための時間を十分に確保するのが難しいこともあります。そこで、新任の営業担当にはお客様に関する「活動記録」を読んでもらうようにしています。過去にお客様とどのような取引をし、どのようなご要望を受けたのかなど、詳細な経緯を確認でき、引き継ぎの手間を大幅に省くことが可能です。

また「活動記録」はマネジメントの効率化にも役立っています。当社では、管理職が部下の営業活動の進捗を聞くために週1回の報告会議を行っていますが、それだけでは十分に部下をフォローできないと感じることがありました。しかし「活動記録」を活用することで、手が空いたタイミングでいつでも部下の状況を確認できるようになりました。特に急ぎで確認が必要な「活動記録」には「重要」というタグを付与し、上司が優先的に目を通せるように工夫しています。

こうした活用を通じて営業活動をさらに効率化し、蓄積された情報を有効活用して利益向上につなげていきたいと考えています。

JFEコンテイナー株式会社様

JFEコンテイナー株式会社は、鋼製およびステンレス製ドラム缶、高圧ガス容器など、高品質・高機能な産業用容器の製造・販売を手がける企業です。業界トップクラスともいえる幅広い製品を展開し、化学製品や石油、塗料、食品、接着剤、化粧品、プラスチック、ファインケミカルなど多様な産業界のニーズに対応しています。

営業総括部長兼 経営企画部:中原 明人様
ICT推進部長:中嶋 徹也様

所在地:東京都千代田区
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