「春はあけぼの」という書き出しで知られる日本最古のエッセイ『枕草子』には、著者・清少納言が仕えた中宮(のちに皇后)定子との宮廷生活の様子、2人のシスターフッド的な絆を感じさせる逸話も綴られている。『枕草子』をコミカライズ・解説した『新編 本日もいとをかし‼ 枕草子』から、一部を紹介する――。

※本稿は、小迎裕美子・清少納言著、赤間恵都子監修『新編 本日もいとをかし‼ 枕草子』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

清少納言は28歳で後宮に初出仕し、美しい定子に一目惚れ