Point.6 何を学びたいのかを考えて
英会話教室を選びたい

さまざまな英会話教室がありますので、一概にどれがいいとは言えませんが、その人が英会話教室に通うことで、何を得たいかが重要なポイントだと思います。

私が講師を担当しているNHKラジオの「実践ビジネス英語」を例にあげると、ここでねらいとしているのは、雑談ができるレベルの英語力を養うことです。

日本語の会話でもそうですが、雑談をするには日常的な話題から時事、ビジネス習慣にかかわることまで、多彩な分野の知識、教養が必要です。それが言葉で表現でき、相手の話に即応する力も必要になります。そのように、多彩な場面に対応した英語体験を積み重ねていける英会話教室が好ましいと思います。

Point.7 少しずつでも我慢強く
英語体験を積み重ねる

先にも述べましたが、語学の習得には時間がかかります。しかし、逆に言えば、時間をかけて学習を続けていけば、着実に成果は上がっていきます。年に1度、TOEICや英検を受けて、自分の実力がどの程度かを見極めながら、学習していくのもよいと思います。

それから、新しい英語の表現や単語の用法などに触れておくことも、ビジネス英会話では大切です。それには時事英語がよいのですが、私は「USA Today」を勧めています。時事英語初心者にも読みやすい英語ですから。

語学を学ぶと思うと、肩の荷が重く感じるかもしれませんが、言語は自身の可能性を広げるための道具に過ぎません。しかし、身につけば国際社会において有力な道具となります。少しずつでいいですから、興味を持って続けられる学習法を自分なりに見つけ出してください。