「似合うスーツが見つからない」という多くのキャリア女性の声に応え、「プレジデント ウーマン」と「ポール・スチュアート」がタッグを組んで製作した理想のスーツ[PW(ピーダブリュ)]がいよいよ明日9月28日から発売となる。キャリア女性こそ手に入れたいスーツとはどんなものなのか。イメージングディレクターの髙橋みどりさんは「キャリア女性には、年齢はもちろんポジションに見合ったスーツ選びが必要です。若い頃と同じもの、チープなものは、似合わなくなってくるのです」という――。

条件1:メンズスーツにはないデザイン

女性が働くのが当たり前になった今、企業でもより上のポジションに就く女性も増えてきています。ビジネスで人に会う、発言するシーンも増える中、ご自分の印象をどうプロデュースするかはとても重要です。

「身に着けるものは、その人の名刺代わり」ともいわれるように、ビジネスを進めるうえで、スーツやジャケットはその人自身を体現する大切なアイテムとなります。役職が上がるほどスーツやジャケットを着る機会も増えますが、ポジションが上がれば上がるほど、「部下のように見えないだろうか」、かといって「偉そうに見えるのもイヤ」と、ご自分の見られ方に悩む方も多いのが実情です。

そんなとき私は「テーラードカラーをやめて、ノーカラーにしてみる」ことをおすすめしています。定番のテーラード以外を選ぶだけで、時代に合ったキャリアらしい風格が漂うのはもちろん、女性ならではのやわらかい印象もプラスできるからです。

ノーカラーで女性らしい。コラボジャケット[PW]
撮影=水田 学(NOSTY)
ノーカラーで女性らしい。コラボジャケット[PW]

ノーカラーのジャケットは襟がない分、アクセサリーも割と大ぶりなものを付けて華やかにすることもできますし、インナーを変えるだけで、カジュアルにもドレッシーにも変化させられます。手持ちのジャケットをひとつ変えるだけで、単なる「仕事服」ではない、今までと違うビジネススタイルに仕上がります。