お金持ちは人と同じ行動はしない

1億円を貯めるような人は、普通の人と同じ行動はしたがりません。とくに起業家タイプのお金持ちは、「人と同じことをしていたら稼げない」ことを実感しています。日ごろから周囲とは違う視点を持ち、違う行動をすることが身に付いているのです。

旅行に行くにしても、お盆の時期や年末年始は費用が高くなるので出かけません。普通の家庭は、子どもの学校が休みの時期に合わせて出かけようとするのですが、お金持ちは学校を休ませることも躊躇しません。

わが家でも東日本大震災の際に家族でボランティアするために学校を休ませたことがあります。皆勤賞をとることよりも「いましかできない経験」は大切です。学校に報告書を提出することになりましたが、学校側も認めてくれました。

お金持ちは、子どもが打ち込めるものを探して、一生懸命に活動させています。何もなければ、勉強でも構いませんし、留学させたりお稽古をさせたりしています。試合や発表会があれば親より忙しく活動しているほどです。ほとんどの場合でプロになるわけでもないのですが、子どものうちに積み重ねた努力や経験は、将来生きていく上できっと役に立つと信じているのです。

コロナ禍でもそれほど行動を制限していません。大人数での会食をしないなど、感染が拡大しないように十分な注意をしますが、過剰に恐れることで経済活動を止めるべきではないとも考えています。多くの人と同じ考え、行動をすることが正しいと考えないことがお金持ちへの第一歩かもしれません。

藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー

生活デザイン代表取締役社長。2001年に家計の見直し相談センターを設立以来、3万世帯を超える家計診断を行ってきた。『やっぱりサラリーマンは2度破産する』など著書多数。