今年に入ってから注目を集め始めたSNS「Clubhouse」。音声のみ、かつ招待制という点も話題になり、一時は起業家や有名人がこぞって参加していました。ただ、最近はそうした熱も冷めつつあり、特に若者の多くはすでに興味を失っていると指摘されています。なぜインスタやTwitterのように定着しないのか、原田曜平さんが大学生たちから聞き出した答えとは——。
クラブハウスと人気のソーシャルネットワーキングアプリケーション
写真=iStock.com/Wachiwit
※写真はイメージです
【座談会参加者】
國武 那汰莉さん/立教大学文学部3年生。
河内 杏南さん/早稲田大学文化構想学部2年生。
齊藤 龍星くん/早稲田大学政治経済学部2年生。
高杉 真由香さん/慶應義塾大学総合政策学部2年生。
山本 祥子さん(仮名)/慶應義塾大学法学部1年生。
鈴木 かのんさん/桜美林大学ビジネスマネジメント学群2年生。
加藤 耀くん/東京理科大学理工学部2年生。
坂後 裕菜さん/上智大学総合グローバル学部1年生。
福永 怜生くん/早稲田大学商学部5年生。
竹田 綾香さん(仮名)/津田塾大学学芸学部3年生。
矢追 耕太郎くん/早稲田大学政治経済学部2年生。

「使ったのは3日だけ」

【原田】皆にはトレンド研究の活動の中で、Clubhouseを使ってもらったよね。だから、皆一度は利用しているわけだけど、普段の生活の中ではどうなのかな?

【齊藤】僕は最初は友達と始めて、ルームをつくって6人ぐらいでよくしゃべっていました。でも最近はClubhousを使う友達が減ってきたので、夜にラジオ代わりに流していることが多いです。

【山本】私は、招待されてから最初の1週間ぐらいは毎日使っていました。有名人のルームに入ったり、友達5~6人としゃべったり。でも最近はあまり使っていなくて、たまに面白そうな話題を見つけたら参加するぐらいです。

【鈴木】私が使ったのは3日間だけで、その間に有名人のルームをのぞいたぐらいです。今は興味をなくして、通知もオフにしています。

ダウンロードしたものの、ほとんど使っていないという福永くん。
ダウンロードしたものの、ほとんど使っていないという福永くん。

【福永】僕は1回だけ。社会人の友達が「慣れない環境で寂しい」って言っていたので、週末にクローズドのルームを立ち上げて皆でエンタメの話なんかをしました。でも、それ以外ではほとんど使っていません。

【矢追】僕は流行に乗ろうと思ってダウンロードはしましたが、安田大サーカスのクロちゃんや、メンタリストのDaiGoのルームをのぞいたぐらいで、後はほとんど使ってないです。僕の友達には使っている人があまりいなくて、Clubhouseを知らない子も多いですね。