「英語ができること」と「英語で仕事ができること」は違う。そんな観点から、グローバルビジネスでキャリアアップを目指す人をサポートしてくれるのが、SPARKDOJOだ。英語力に加え、仕事で外国人と堂々と渡り合うための英語「コミュニケーション能力」を鍛える、そのトレーニングの中身とは?

DOJOに込められた理念

村重 亮(むらしげ・りょう)
防衛大学校・陸上自衛隊幹部候補生学校修了後、デンマークの大手メーカーに勤務し、海外の複数拠点で幾多のグローバルプロジェクトに参画。2014年、現在のワンドロップス株式会社を設立し、ビジネス英語教育事業「SPARKDOJO」をスタートした。茶道・武道も嗜む。

普段はバリバリ仕事をこなしているのに、いざ英語を使って仕事相手とコミュニケーションを取る場面になると、本来の「自分らしさ」が発揮できない。そんなビジネスパーソンは多いのではないだろうか。SPARKDOJOは、単にビジネスに必要な英語力を強化するだけでなく、世界の舞台で自らの魅力や才能を発揮できる英語「コミュニケーション能力(以下コミュ力)」を鍛えることを企業理念に掲げる、グローバル・コミュニケーション道場だ。

「英語の『コミュ力』というのは、武道と通底する点が多い。ネイティブでない私たちは、日本語のようには英語でコミュニケーションできないというハンデがあります。武道も同じで最初から強い人はいない。むしろ弱い人が強くなりたいから、鍛錬を繰り返して自分自身に打ち克ちながら強くなる。習得に至るプロセスが武道と近いので、英語『コミュ力』を鍛えるトレーニングの場を提供したいと考え、DOJO(道場)と名付けました」

そう語るのは、自らも武道や茶道を嗜む、SPARKDOJO代表の村重 亮さん。グローバルとは無縁の環境で育ち、20代半ばになってから海外企業でコンサルタント業の道へ。ビジネスの現場で実践を重ねながら、英語『コミュ力』を獲得するためのメソッドを見出して現職に至った、異色の経歴の持ち主だ。

ゴールを人生と紐づける

受講生が最も多く、オンラインによるマンツーマン・トレーニングが基本となる「グローバルスキル強化プログラム」(週1回60分)を例に、具体的なレッスン内容と特色あるメソッドを見ていこう。

受講者はまず、無料カウンセリングを受け、中長期的なゴールと現状の英語レベルを確認する。英語学習歴、受講の動機と職責、苦手意識や課題などをヒアリングし、各人のゴール達成に向けたプログラムの組み立てが行われ、実践に入るという運びだ。

「ゴールの設定が自己実現と、ちゃんと紐づいているかどうか、そこが重要なポイントです。自分の人生における夢や自己実現に直結する、真に腹落ちする強力な理由づけが大事。カウンセリングの結果により、ゴールを再設定してもらうこともあります」(村重代表)

かなり踏み込んだカウンセリングだが、受講者のキャラクターや人間的魅力など、言語を超える“何か”をアウトプットできるように、プログラムのカスタマイズやコーチングにフィードバックさせたいという狙いがある。

“キャラ変革”のメソッド

佐伯玲奈(さいき・れいな)
米ニュージャージー州出身。米ブラウン大学卒業後、ハーバード大学院卒業。ビル・クリントン事務所、インターポールにインターンシップとして勤務。2014年に来日し、ワタナベエンターテインメント所属。現在は「SPARKDOJO」取締役を務める。

SPARKDOJOのプログラム開発責任者であり、トレーナーを兼任する佐伯玲奈さんにも話をうかがった。

「受講者様のなかには、長年英会話スクールなどに通い、そこそこ話せるようになったものの、仕事でうまく使いこなせない方も多い。日本人はとかく、間違いを極端に恐れる傾向があり、それが英語『コミュ力』向上の壁になっている気がします。間違いを恥ずかしがって発言を躊躇していると、相手に与える自分の印象が弱まり、信頼も得られなくなります」

では、どうしたらよいのか。SPARKDOJOが導入しているのは、キャラクター・ビルディングといって、英語を話す際に「別人格になりきる」という、実にユニークなメソッドだ。

「例えば、好きな俳優だとか知り合いの外国人などの話し方、立ち振る舞い方をそっくり真似てもOKです。実践し続けていると、違和感はなくなり、気づけば間違いなんか恐れずに積極的に英語で自己アピールできるようになります。さらに各々の個性を生かして自分の特徴をエッジとして、グローバルな相手を意識して効果的に印象づける、セルフブランディングの強化を行っていきます」

トレーナーは“理想の同僚”

受講者それぞれにとって、リアルなビジネスの場を想定してアジャストされたトレーニングは、すこぶる実践的だ。会話のなかで、聞き取りや理解が難しい状況に陥ったときには、きちんと聞き返し、内容理解につながる質問力を身につける訓練を繰り返す。また、コミュニケーションが滞った場合は、別の角度から話のテーマにアプローチするスキルを鍛えていく。そうしたトレーニングを通して、英語『コミュ力』をどんどんビルドアップしていくのが、SPARKDOJOの「道場」たるゆえんだ。

コーチングにあたるトレーナー陣も個性派ぞろい。英語ネイティブ、ノンネイティブの外国人トレーナーもいれば、バイリンガルの日本人トレーナーもいる。最大の特徴は、ビジネスプロフェッショナルとして、世界を舞台に活躍してきたキャリアの持ち主を、厳選して採用している点である。

「多様なグローバルビジネスの経験を生かして、仕事相手にインパクトを与える話の組み立て方や自己アピールの仕方、円滑なコミュニケーションの取り方まで、コーチングできる人選です。トレーナーは理想の先輩であり、同僚である。そんな気分で、マンツーマンのトレーニングを堪能していただけたら」と、村重代表は語る。

英語力、異文化コミュニケーション・スキル、グローバルビジネス・スキルを鍛え、世界という広い舞台で自己実現できる人材を育てるための、実践的トレーニングを展開するSPARKDOJO。まずは無料カウンセリングを体験し、自己実現への第一歩を踏み出してほしい。

受講生の声

外資系企業 商品企画部門
クリエイティブディレクター
谷合尚子さん

受講のきっかけは、外国人上司の下で働く役職に変わり、自分の英語力では対応できないという危機意識を持ったからでした。SPARKDOJOでは、リアルなビジネスシーンを想定し、アウトプットに特化したレッスンで鍛えてもらえるので、自分の英語力の課題が明確になり、仕事での弱点をすぐに補強できます。また、気後れせずに堂々と話すコミュニケーション・スキルを指導してくれるのも魅力です。レッスン開始1年ほどで、会議のファシリテーションも難なくできるようになっていました。SPARKDOJOの日頃のトレーニングが自信につながり、本社からCEO(最高経営責任者)が来日した際には、日本を代表して商品を説明する大役を無事に務めることができました。