知識の蓄積と情報収集が欠かせないIT脳を鍛えるべく、プログラミングの勉強中!

理系に力を入れていた高校に在学していて、高校時代の数学の成績はまあまあ。でも、その頃は理系の女子学生の就職率があまりよくなかったので、文系で就職率がよい東京外国語大学に入学しました。専攻はスペイン語。中南米の経済が急成長していて、新卒で東芝に就職できたのは、多少なりとも語学のアドバンテージがあったからでしょう。しかし、実際には、語学力と同様に“数字を理解する力”を問われることになりました。

JFEホールディングス 監査役 馬場久美子さん
JFEホールディングス 監査役 馬場久美子さん

東芝に入社以来、国際業務に携わってみると、数字は英語と同じくらいの共通言語であることに気づきました。というのも契約交渉には数字を使った話し合いがマスト。「なぜその経済条件を必要とするのか」「なぜそのビジネスがトレンドなのか?」など、数字で説明する必要があります。ビジネスの世界では数字的にインパクトの大きい案件から話し合いをし、小さいものは後回しでいいという共通認識があるので、効率的な話し合いが可能です。

▼数字のトレーニング法
ビジネスで
●協業の関係、契約の条件を図式化、可視化。損得も「見える化」して公平性を説明。
●ホワイトボードを使って、図や数値を明確化。
プライベートで
●中級から上級レベルの数独が趣味。
●JavaScriptなどのプログラミング言語を使って、ソフトウエアを動かしている。