鍵のやりとりをせずに家事代行サービスが受けられる
暮らしの中で当たり前になっている作業やちょっとした手間を軽減し、時間や空間にしばられない生活を提供する――。そんなMANOMAは、ソニーが独自に開発した「AIホームゲートウェイ」や「室内コミュニケーションカメラ」に加え、自宅玄関の鍵をオートロック化する「Qrio Lock」、家族の在宅などを検知する「Qrio Smart Tag」といったIoT機器で構成されている。これらとスマートフォンの「MANOMAアプリ」を連動させてサービスを利用する。
セキュリティの強化や各種機器の自動操作、家族の見守り――。暮らしに多様なメリットを提供するMANOMAだが、多忙なエグゼクティブや共働き家庭にとってありがたいものに「家ナカサービス」がある。これは、ソニーが厳選した事業者による家事代行やハウスクリーニング、ペットシッター、出張シェフなどのサービスを自宅で受けられるもの。利用者からは「不在時でも面倒がなく、とても安心」と好評だという。
実は、この家ナカサービスで活躍するのが「Qrio Lock」によるスマートロック機能である。一般的に家事代行サービスなどでは、自宅での立ち会いや鍵の受け渡しが必要になる。特に、必要な時だけ不定期に依頼するとなると、その都度鍵のやりとりが発生してしまい、これが結構な手間になる。しかしMANOMAの「家ナカサービス」であれば、そうした心配は無用。事前登録した訪問データに基づいてサービス事業者が遠隔操作で鍵の開け閉めを行うので、利用者に負担は一切かからない。鍵を預ける不安もなく、いつの間にかサービスが完了しているというわけだ。
「それでも知らない人が自宅に入るのは、ちょっと心配……」という場合は、「室内コミュニケーションカメラ」で作業の様子を確認することができる。さらに、カメラにはマイクとスピーカーが内蔵されているので、「MANOMAアプリ」を通じて作業スタッフとの会話も可能だ。会社にいても、気になることがあれば声をかけられるし、一言お礼を伝えてもいいだろう。まさに時間と空間にしばられずに済むのが、この「家ナカサービス」の魅力である。生み出したゆとりの時間は、趣味に、勉強に、外食に、自分や家族のために自由に使うことができる。
スマホさえあれば、「鍵の閉め忘れ」の心配は一切なし
スマートロックや室内のカメラは、当然、セキュリティ強化や防犯の面でも役に立つ。出かけた後に、「あれ、鍵、閉めたっけ」というのは誰にでもあること。家族で泊まりの旅行に出かけ、ちょっとしてから急に心配になる……。そんなときも、家まで戻るか、閉めたと信じて先を行くか、迷うことはない。すぐにアプリで鍵の開閉状況を確かめられるし、もし鍵が開いていれば遠隔操作で施錠することができる。もちろん外出時に限らず、夜、ベッドで横になってから鍵のことが心配になっても、手元にスマホさえあれば玄関まで見に行く必要はない。また、AIホームゲートウェイに「アレクサ、マノマで戸締まり確認して」と呼びかけて確認でき、もし鍵が開いていればそのまま音声で施錠することもできる。
さらにMANOMAには、窓に取り付ける「開閉センサー」も用意されているから防犯面での安心度はいっそう高い。万一、不審者が侵入した場合には、「AIホームゲートウェイ」が大音量の警告音を発し、同時にアプリにもアラートが通知される。カメラで部屋の中を確認し、セコムの駆けつけサービスを要請するといったことも可能だ。
●MANOMAのセキュリティについてはこちら
一方、子育て世帯であれば子どもの見守りにMANOMAが力を発揮する。位置情報を知ることができる「Qrio Smart Tag」を子どもに持たせておけば、帰宅時、外出時、家族のアプリに自動で通知が届くので、学校から戻った、習い事に行ったということがわかり、安心だ。
子どもが、学校を休むほどではないが朝から少し調子が悪かった……。例えばそんなときは、室内カメラで帰宅した子どもの様子を確認。アプリから、「調子はどう?」と声をかけたらいいだろう。室内カメラは、家族のコミュニケーションと安心を支えるツールにもなるのだ。
逆に、子どもから家族に連絡を取りたいときは、「Qrio Smart Tag」のボタンを長押しすればOK。家族のスマホに呼び出し通知が送信される仕組みになっている。「子どもにスマホを持たせるのはまだ早いが、安全、安心は確保したい」。そんなニーズは以前からあったが、案外適当なサービスは見当たらなかった。室内カメラや「Qrio Smart Tag」による子どもの見守りは、これまで“仕方ないか”と諦めていたことに応えてくれる。暮らしの中の潜在的なニーズに対応するMANOMAの強みが発揮される例の一つだろう。
ちなみに、「室内コミュニケーションカメラ」には人感センサーも搭載され、人の動きを検知しての録画が可能。不審者が侵入した際の証拠も残せるという優れものである。一方で、カメラにはレンズカバーが付いているので、録画したくないときはカバーを閉じればいい。セキュリティを確保しながら、プライバシーをしっかりと守れるつくりになっている。
●MANOMAでできる子どもの見守りについてはこちら
ユーザーに“気づき”をもたらす提案型サービスも
2018年10月にサービスを開始したMANOMAだが、これまでにもその使い勝手を着実に充実させている。例えば、すでにアプリのユーザーインターフェースの全面リニューアルを実施。アプリを立ち上げただけで家族や家の状態がひと目で把握できるデザインへと進化させた。また現在、「スマート家電リモコン」を連携させてエアコンやテレビ、照明を声で操作することもできるようになっている。
加えて今、MANOMAはユーザーに“気づき”をもたらす提案型サービスにも力を入れ始めている。スマホの位置情報によって家主が自宅に近づいていることを確認すると、スマホに「エアコンを動作させますか?」と通知を送る。操作は「OK」か「キャンセル」をタップするだけ。アプリを立ち上げる必要もないといった具合だ。将来的には各家庭、個人によって異なるライフスタイルに合わせた最適な提案をしたり、最終的にはAIを活用してすべて自動で完結するサービスを目指しているという。
仕事から自宅に戻ったときのことをイメージしてみよう。玄関ドアの前でカバンから鍵を取り出し解錠し、家に入って鍵を閉める。そして照明のスイッチを入れて、リビングへ。エアコンのリモコンを手にして作動させ、今度はテレビのリモコンに持ち替えてスイッチを入れる――。毎日の当たり前の行動だ。しかし、こうした当たり前の中にある“気づいていない煩わしさ”を解消してくれるのがMANOMAなのだ。
●スマホで家や家族のことが一目でわかる安心感は想像以上
私は、家事を楽にすることは、手抜きではなく知的な行為だと考えています。自分の暮らしに合ったスマート家電や家事代行などのサービスもどんどん活用するべきでしょう。こうした機器やサービスの利用をサポートしてくれるのがスマートホームです。実際にMANOMAを使ってみると、家の戸締りや室内の温度、家族の在宅状況などが、スマホから一目でわかることがこれほど大きな安心感につながるのかと驚きました。アプリを使って、先に帰宅した家族に家事をお願いしたり、塾や習い事の時間を忘れてしまっている子どもをフォローしたりすることで、家族のコミュニケーションも深まるはずです。今は、形のある財産ばかりでなく、精神的なゆとりや家族との絆など、形のないものが貴重な時代。それを提供してくれるものの一つがスマートホームサービスだと思います。
単にIoT機器やアプリを提供するのではなく、ライフスタイルに新たな体験価値を届けたい――。そうした思いで開発され、進化を続けるソニーのMANOMA。取り入れることで、いったいどんな“暮らし方改革”を実現してくれるのか。時間と気持ちのゆとりを手に入れて、もっと自分が求める生活を送りたいと考える人にとって、頼れるパートナーとなりそうだ。
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