日々節約しているつもりなのに、なぜかお金が貯まらない――。その理由は意外なところに潜んでいるかもしれません。日々の“クセ”を見直してみましょう。

ペットボトルに年3万6000円払っている人々

貯まる人の特徴は、第一に毎月の引き落とし支出に無駄がないことです。家賃が収入に対して高すぎないか、ジムなど、利用しなくなったサービスに支払い続けていないか。時々見直す人は貯まりやすいですね。

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また貯まる人は、大きな支出を上手に節約しています。たとえば、旅行。早めに予約したり、公共の宿を利用したりすると、予算を抑えられます。貧乏旅行ではなく、事前にプランを練っているだけなのです。

時間のゆとりは、支出を減らします。朝マイボトルにお茶を入れる。3分ほどですが、外で毎日150円のペットボトルを買うとして、月に20日購入すると、月3000円。年間で3万6000円です。それから、折り畳み傘を持ち歩き、ビニール傘を買わない。待ち合わせにも余裕を持って向かえば、慌ててタクシーに乗ることもありません。

差を生むのは、やはり買い物習慣です。貯まる人は買い物の回数が少なめ。必要なものをまとめ買いして、フリージングしたりしています。

食費を無理に切り詰めるのは、貯まらない人。栄養バランスが悪くなり、体を壊して病院に行っては元も子もありませんし、貧しい気持ちになります。サプリメントの力を借りる場合は、自分の体に合わないとかえって不調が生じて医療費がかかることも。慎重に取り入れましょう。