プラチナはこれ以上ない“メッセージ・ギフト”

透き通るような光沢を放つプラチナにきらめくダイヤモンド。それぞれ最も純粋で高貴な輝きを放つ、この上ない組み合わせだ。変わらぬピュアな思い、永遠の絆をプラチナ・ジュエリーに代えて贈る。●ともにPt×ダイヤモンド。ネックレス[センター0.20ct、サイド0.17ct]20万円〈ナガホリ〉リング[0.60ct]40万円〈カシケイ〉

大切な人への贈り物が、プラチナでなければいけない“これだけの理由”

文・齋藤 薫(美容ジャーナリスト)

女性には、とにかく花を……もちろん間違いではないけれど、もう少し深いところの女心を、知っておくべきかもしれない。同様に、女性が最も喜ぶ贈り物はアクセサリー……それも真実だけれど、素材によって意味が全く変わってくること、知っておいてほしいのだ。少なくとも大切に思っている人から贈られたいのは、これはもう間違いなくプラチナのジュエリーであること。そこには重く深い意味がある。プラチナでないと意味がないというほどに。

そもそも女は、なぜかくもジュエリーにこだわるのか? 言うまでもなくこれは、あらゆるモノの中で最も“心”に近い、言うならば“思いをカタチに置き換えるためのもの”であるからだ。とても単純に、婚約指輪が“指輪”であるのも、心の契約書をつねに身に着けているために輪の形に表現されたものが、後にジュエリーとしての価値を持たされていったと考えていい。ちなみに結婚指輪を左手の薬指にするのも、ローマの典礼により、この指こそが“心臓と直接つながっている”と考えられたから。ファッションの一部である前に、絆の証しという役割を持たされたからなのだ。

であればこそ、文字通り“肌身離さず着けていられるもの”でなければいけない。だから永遠に変わらない、いかなる環境におかれても永久に存在を変えない、品質も変わらない……それらすべての条件をクリアするのが、すなわちプラチナなのである。

ズバリ一生涯、外さずにいられる唯一無二のジュエリーだから、結婚指輪に選ばれ、婚約指輪もダイヤモンドを主役とするからこそ、土台はこの世の常識のようにプラチナになる。紙のように薄くなめらかな細工ができる唯一のベースとして、ダイヤをいかようにもセッティングできる素材は、プラチナしかあり得ないのだ。何よりプラチナは白金と書く。加工されたホワイトゴールドとは違う、生まれたときから白く崇高な金属だからこそ、神聖な誓いのしるしとなるのだ。ましてや地球の恵みとしても限りのある極めて希少価値の高いもの。どこから、どの角度から見ても、プラチナは女性がジュエリーに求めるすべての要素を取りそろえ、だから自分の体に溶け込ませたいほどの愛着を覚えるのだ。

そして、高貴にして人に優しく、極上にして人を拒まない。だからこそ、それを選べる男の知性と感性と誠実さまでを、そっくり伝えてくれる。プラチナでなければいけない理由はここまでたくさんあるのだ。それを知った上で、確信を持ってプラチナを選べること……そこまでが“思いのこもったギフト”になること、忘れずにいたい。