限られた土地を最大限に活用する積水ハウスの3・4階建て専用住宅「ビエナ」と、収益型併用住宅の「ベレオ・プラス」。愛着のある土地に住み続け次世代に引き継ぐだけでなく、収益性も付加することで、価値を高めることができる住まいである。
「ビエナ」の3・4階建て住宅は、柱のないコーナーサッシや吹き抜けなどで、上階でも開放感たっぷりのくつろぎスペースがつくれる。

マイナス金利時代に突入し、今、住宅ローンは史上空前の低金利を付けている。「いずれは家を建て替えたい」「遊ばせている土地を活用したい」と考えている人には、好機到来といえるだろう。

都市部の限られた土地を最大限に利用するには、タテの空間活用を考えたい。面積を増やすだけでなく、高い天井や吹き抜けなど、三次元の広がりを生むことができる。とはいえ、容積率には余裕があっても、斜線制限をはじめとする規制があるため、イメージ通りの建物を実現するのはそう簡単ではない。

「β(ベータ)システム構法」でフレキシブルな設計が可能

積水ハウスの3・4階建て住宅「BIENA(ビエナ)」は、設計の自由度が高く、個々の土地の条件とオーナーのニーズに合わせてきめ細かな対応ができる。その最大の特長は、積水ハウスが独自に開発した「βシステム構法」にある。

一般的な重量鉄骨ラーメン構造の建物では、上下階を貫く「通し柱」が必要だ。柱の位置が固定されるため、どうしても間取りが制限されてしまう。これに対して「βシステム構法」は、通し柱がいらない画期的な構法。階ごとに柱の位置を設定できるので、間取りはもちろん、窓の配置や大きさも自由になる。例えば二世帯住宅にした場合も、お互いに気兼ねなく、それぞれのライフスタイルに最適な住空間を組み立てることができるのだ。

大開口部から続くフルフラットバルコニー。自然の光、風をたっぷり感じられる心地よい空間が生まれる。

さらに、天井の高さも3タイプから選ぶことができ、階によって変えられる。屋根の形もバリエーション豊富なので、高さ制限や斜線制限をクリアしながら、オーバーハングも活用して最大限の居住スペースが確保できる。室内との一体感を高めるフルフラットバルコニーや、眺望が広がるコーナーサッシなど、都心でも自然を感じる暮らしの提案は、積水ハウスが得意とするところだ。

テラスに面した部分に吹き抜けをつくり、1階でも十分な明るさを確保したリビングダイニングルーム。

もちろん、耐震性も折り紙つき。「βシステム構法」は、高さ60メートルの高層ビルと同等の耐震基準を用いて設計されている。大切な家族と財産を守り、建物の資産価値も長く保つことができる。

立地や将来設計に合わせた収益型住宅も可能

この「βシステム構法」が持つ設計の自由度を生かし、賃貸住宅や店舗を併用した収益型の住宅が「BEREO PLUS(ベレオ・プラス)」。前述のように柱の位置が自由なので、通りに面した1階に店舗、2階に賃貸住戸、3・4階を自宅にと階ごとに用途を分けたり、建物を縦割りにして片側を賃貸、片側を自宅にあてたりと、併用パターンも自由自在。立地条件や用途、事業計画や生活設計に合わせたプランニングができる。

コーナー部を斜め45度にすることで、敷地を無駄なく活用できるオブリックコーナーを設けた住まい(ビエナ)。
自由度の高いβシステム構法なら、1階を店舗に、2階を賃貸にと、土地のポテンシャルを最大限引き出すことができる(ベレオ・プラス)。

上下階で世帯や用途が異なる建物で問題になりがちな音の問題も、積水ハウスならではの高遮音床システム「シャイド55」が威力を発揮。階下への衝撃音を約半分に抑えてくれる。

また、賃貸住宅を併用する場合は、入居者募集や管理の手腕も必要で、空室リスクも考えなければならない。その点も積水ハウスなら、グループの積和不動産による「一括借上システム」や、定期的なメンテナンスなど、グループの総合力を生かしたサポートが期待できる。

愛着のある土地を生かし、次世代に引き継ぐための最良の方法は、その土地が持つポテンシャルを最大限に引き出す建物を建てること。資金計画や将来設計など、考えなくてはならないことは多いが、決断は早ければ早いほど、快適な暮らしや継続的な収益を、より長く享受できる。迷うより先に、まず積水ハウスに相談してみてはいかがだろうか。