外気に左右されにくい快適な室内環境
震災や津波、さらには火災に強いWPC工法だが、日頃の暮らしの中にも、多くのメリットをもたらす。そのひとつが気密性だ。
「PCパネル自体が現場施工のコンクリートに比べ密度が高いうえ、目地のシーリングや発泡ウレタンの吹きつけを行うことで、木造や鉄骨住宅の約5倍の気密性を確保しています」
この発泡ウレタンは熱伝導率が低く、断熱性に優れる。内部の結露を抑制し、夏は涼しく、冬は暖かい、住みやすい環境を提供する。ほかにも、優れた遮音性によって同じ棟に住む人の生活音のストレスを軽減できるため、一戸建てばかりでなく、賃貸住宅にも適している。近藤氏は言う。
「今までも賃貸経営の経験のあるオーナー様から高い評価を得ていました。税制改正等もあり、より多くのオーナー様に提供していきたいです」
安全で安心。そして、快適に長く住める。そんな、本当に欲しい家のキーワードは、WPC工法なのかもしれない。
※WPC工法=壁式コンクリートパネル工法