子どものいる共働き家庭の場合、家計を握るのはやはり妻?

「夫婦の収入支出は私が管理しており、夫は小遣い制です。支払いも私が行っています。私は月で収入が違うため、毎月決めた額より多い分を貯金に回し、夫は自動引き落としで定額積み立てにしています。あまり額が高くないのが悩みの種ですね」(30代女性自営業/夫は会社員/子どもアリ)

「それぞれが口座に給料を振り込んでいて、その口座は妻の私が管理しています。夫は小遣い制です。以前夫が営んでいた自営業でできた借金の返済を優先しているため、いまは貯金ゼロです」(40代女性会社員/夫は会社員/子どもアリ)

子どもがいる家庭では、妻が家計を握り、夫はお小遣い制という回答が多かったです。貯金にせよ借金返済にせよ、生活を預かる妻が積極的に資金繰りを管理しているようです。

子どものいない共働き家庭は、ざっくり把握して管理

子どもがいない夫婦だと、「共通で支払う項目は家賃や光熱費などに限られる」という回答が多数。それぞれの収入の中でやりくりができてしまうと、相手の収入がいくらか把握することに重きが置かれなくなるようです。

「お互いの収入はざっくりと把握していますが、口座や財布は完全に別にしています。家計も折半です。支払額の半分をあとから夫に渡して精算しています。貯金は、お互いが決められた額を毎月貯金用口座にいれるようにしています」(30代女性会社員/夫は自営業/子どもナシ)

中には全くお互いの収入を把握していないという夫婦もいました。

「夫の収入は知らないし、彼も私の収入は知りません。生活費は最初私が概算見積もりをだし、それを元に月々の生活費を決定。夫が口座に入金し、そこから私が支払いをしています。自分の収支に余裕があるときは、私も口座に入金していますよ。共通の貯金と言えるものはこの生活費の余剰分ですが、ほぼないに等しいですね」(30代女性派遣社員/夫は業務委託/子どもナシ)

生活費が無事振り込まれれば、どんな月収でも気にならないのだとか。度胸が据わっているというか、将来が不安にならないのかなとちょっと気になる回答でした。

本来なら人生計画と合わせて二人で話し合っておきたい「お金の話」。お金の切れ目が縁の切れ目にならないよう、円満に話し合いをする方法を早めに見い出したいですね。

ミノシマ タカコ
モバイルコンテンツ業界生まれ、ウェブ業界育ち。企画・ディレクション・運営業務等を経験し、現在はフリーライターとして活動中。主な執筆分野は女性、ライフスタイル、旅行など。

編集協力=プレスラボ