「読書女子」の強みとは

私の結婚相談所では、1年以内に婚活を終える女性の8割が、趣味として「読書」を挙げています。「読書が趣味」という女性は、全体では4割しかいないので、読書と婚活成功には正の相関関係があると言えそうです。

もちろん「読書女子」ならば、何でもかんでも婚活がうまくいくというわけではありません。しかし、彼女たちは男性と出会う度に相手の興味関心を捉え、本を介して確実に学び、自身の知識や教養をバージョンアップさせていく傾向にあります。話題の引き出しが増え、話が合う男性の範囲がどんどん広がっていきます。良い出会いも悪い出会いもひっくるめて、今までの出会いが全部肥やしとなり、素敵な男性との結婚へとつながっているのです。

趣味として行っている“読書”、その方針をちょっと変えてみませんか? 自分が好きな本ばかり読むのではなく、「出会った相手を知る」ための本を読むのです。それは自分の興味関心とはまったく異なる分野であるかもしれませんが、本を読み慣れている読書女子なら、朝飯前でしょう。新しいテーマに対して、関連書籍や資料を読み込み、それに基づいた打ち手を考えたり、アクションを起こしたり……。働く女性である皆さんにとっては、日常的なプロセスではないでしょうか。婚活において、その強みを発揮できるところですよ!

読書の秋です。ぜひ読書女子になって、素敵な男性との出会いを実らせましょう。

大西明美

婚活アドバイザー。結婚相談所を経営。1977年大阪府生まれ。東京都文京区在住。過去20年で延べ4万3000件の恋愛を研究してきた婚活指導の第一人者。小中学校ではイジメを受け友達がいなかったため、周囲の人間関係を観察することを目的にして登校を続ける。特に恋愛に注目してコミュニケーションを学ぶ。高校生のとき、初めてできた友人に恋愛相談を持ちかけられ、日頃鍛えた人間観察眼を生かしたアドバイスを行い、無事に解決。それをきっかけに恋愛相談が立て続けに舞い込むようになる。婚活指導を通して、5年間で200組以上のカップルを成婚へと導いている。著書に『となりの婚活女子は、今日も迷走中』(かんき出版)がある。