安易な妥協をする前に

独身で35歳あたりを過ぎると、周りの人から言われ出す言葉──それは、「理想が高すぎるんじゃない?」と、「結婚には妥協も必要よ」です。

いきいきと仕事をしている女性は、実年齢よりも若々しく、美しい人が多いです。それゆえに、お高くとまっているように誤解されがちです。仕事だと客観的な判断ができる人も、「その気はあるのに結婚できていない」という負い目から、その言葉に耳を傾け、妥協しようとしてしまいます。

「離婚歴がある」というだけで、その男性を婚活の対象から外すようなことをしていませんか? それは大きな機会損失です。自分のポテンシャルを見直しながら、バツイチ男性の魅力に目を向けていきましょう。

しかし、安易な妥協をする前に、振り返るべきことがあります。本当に理想が高いから独身なのでしょうか。多くの場合、仕事が忙しすぎて、家と職場の往復の日々を重ね、またその職場を出会いの場として考えてこなかったことが原因です。理想の高さではなく、結婚につながるような行動を起こしていない、また機会を生かしていないのが問題なのです。

さて、問題点が分かったところで、改めて“理想”について考えていきましょう。自分にとっての理想の結婚相手の条件を具体的にするのは、とても大切なこと。それはお相手候補の範囲を明確にすることにつながりますし、条件を変えることで、範囲を広げられるからです。

「年齢」や「年収」、「見た目」など、ポイントはいろいろありますが、私が重視してほしいと考えるポイントは「結婚歴」。ここは戦略的に考えて取り組まないと、本当に成婚の機会を失ってしまうケースが多いです。