自動引き落としにも対応し、さらに便利に!

そんな「Visa Business Pay」に先頃、待望の新機能が追加された。「らくらく決済」「定額自動決済」がそれだ。内容は、公共料金等の自動引き落としサービスをイメージすると分かりやすい。取引先の承諾のもと、請求書発行に伴って自動的に決済を行うのだ。定期的な請求はあるが、その都度、請求金額などが異なる場合は「らくらく決済」を、指定した日に毎月固定の金額の決済を行う場合は「定額自動決済」を使えばいい。

「私たちが何より目指しているのは、法人間の決済で見過ごされていた不効率を解消すること。その意味では、請求漏れ、支払い漏れの対策になる今回の新機能も、請求する側、される側の双方のユーザー様に便利に使っていただけるはずです。まさに公共料金等の支払いでは当たり前に行っていることができるようになったわけですから」と森田氏は言う。

医療、建築、理美容、アパレルといった物販分野、さらには広告宣伝、IT、倉庫業など、あらゆる領域で導入が進む「Visa Business Pay」。中には、その採用が他社との差別化要素となり、新規顧客の開拓につながっている企業も出てきている。なぜなら請求される側にとっても、やはりカード決済ができることのメリットは大きいからだ。単に銀行振り込みの手間が省けるだけではなく、24時間365日いつでも支払いができ、スマートフォンなどでも支払いや確認作業が可能。さらにカードによっては、もちろんポイントも貯まっていく──。一方で、特別なデメリットはないのである。

毎月、疑問を持つことなく、多くを手作業で行っていた請求・回収業務を変革する画期的なB2B専用決済システム。その活用が、自社にどんなプラスをもたらすか。一度、真剣に検討してみる必要がありそうだ。

だから、「Visa Business Pay」を使う企業が増えている!

【1】スマートな請求でコストを削減できる
請求書の印刷代、郵送代などが不要になるのはもちろん、業務の効率化により、担当者、責任者が別の業務に時間を使える。決済状況をウェブ上で素早く確認できるのも便利。

【2】導入にあたって、特別な準備は必要なし
ウェブサービスのため、ネットにつながったパソコンがあればすぐに利用を開始できる。初期費用や月額使用料もかからないので、コストの面でも安心だ。

【3】従来の請求フローをあまり変えないで済む
明細書の添付機能なども用意されているので、従来の請求業務をそのままウェブ上に移行可能。社判や会社のロゴなどもデジタル印影として登録すれば、書類に反映できる。

【4】他社と差別化するツールになる
請求される側の企業も、クレジットカード決済が可能になることで多くのメリットを得られる。そうした環境を提供できることが、新規顧客の開拓の武器にもなり得る。

CX(顧客体験)のさらなる充実に貢献する重要なツール!

石山健二
株式会社スターフライヤー
執行役員 営業本部長
2015年12月に「Visa Business Pay」を導入した航空会社スターフライヤー。その狙いはどこにあったのか。同社の石山健二営業本部長に聞いた。

顧客満足度7年連続第1位(※)──。おかげさまで、お客様から高い評価をいただいている当社では、CX(カスタマー・エクスペリエンス:顧客体験)のさらなる充実に向け、事業活動のあらゆる場面で業務改善を進めています。

今回の「Visa Business Pay」の採用もまさにその一環。すでに路線によっては20%を超える割合になっている法人のお客様へのサービス向上で何かできることはないか──。そう考えたとき、個人のお客様だと複数の選択肢がある決済手段が、法人様の場合、限られていることに気付いたのです。

弊社では、以前より法人企業様向けの「SF-Biz」という予約専用システムを導入していました。この「SF-Biz」は、ご契約いただいた法人のお客様が出張等の航空券をインターネットで簡単・便利に予約できるシステムです。既に多くの企業様にご利用いただいておりますが、今回SF-Bizの決済手段として「Visa Business Pay」を導入しました。「Visa Business Pay」の導入は、お客様の手間の軽減はもちろん、決済内容の“見える化”という面でも効果を発揮しています。例えば法人様においては、月ごとの決済内容を確認することで、毎月の支払い額を把握できるようにもなるでしょう。

SF-Bizおよびカードのお問い合わせ
093-555-6067(スターフライヤー)
(9:00~12:00、13:00~18:00)
土日祝休
http://www.starflyer.jp/reservation/sf_biz/

またすでに、複数の法人様との間で「らくらく決済」も利用中。毎月、自動で代金の引き落としができるこの仕組みは、やはり支払いのミスや漏れをなくせる点が好評です。更にお客様の満足度を高めるため、「スターフライヤー Visa ビジネスカード」の取り扱いも開始しました。航空代金だけでなく、出張時の飲食代、宿泊代などの支払いに利用可能で、搭乗時のフライトマイルはもちろん、経費の支払いでもマイルが貯まる国内初の法人カードとなっています。

今後、スターフライヤーとしては、「Visa Business Pay」を法人営業の場面においても積極的に活用していきたいと考えています。実際、クレジットカード決済が可能となったことで、弊社の法人様専用の予約システム「SF-Biz」を利用できる企業様は拡大しました。その効果もあってか、会員登録に関するお問い合わせ件数も増加傾向です。

初めに申し上げた「CXのさらなる充実」は、空港や機内に限ったものではありません。お話ししてきたとおり、決済をはじめとした周辺サービスでも、まだまだできることがあるはず。これからもお客様の目線を大事に、さまざまなチャレンジを行うことで、顧客満足度第1位の実績を重ねていきたいと思います。

※ 2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査 国内航空