「ビルトインガレージのある住まいをつくりたい」という施主の要望に応えたのが、ダイワハウスの「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」。設計担当の菊田浩彰氏は、細部にわたり斬新なアイデアを盛り込み、完成度の高い住まいを実現させた。
愛するクルマとバイクを身近に置くガレージハウス
建物の東西両側にある、大きなビルトインガレージ。シャッターはオーバースライド式で全開でき、内部には柱ひとつない。この大空間が実現できたのは、ダイワハウス「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」の強靱な構造体によるものだ。
施主のS氏はここに、愛着あるフェラーリとロータス、ほかBMWをはじめとしたバイク数台を置いている。
「昔憧れていましたが、当時は手が届かなかった1990年のフェラーリ。やっと手元に置けるようになりました」とS氏。若かりし日の夢が叶い、感慨もひとしおのようだ。
設計を担当したのは一級建築士で、ダイワハウス社内でも、高いスキルと経験を認められた「ハウジングマイスター」のひとり菊田浩彰氏。さまざまな要望に応えるために、「お客さまの懐に一歩踏み込むことが“設計のキー”だ」という。
菊田氏が、初めてS氏の自宅を訪ねた折、その幅広い知識や多彩な趣味に圧倒されたという。
「いつも、設計に先だってお客さまのご自宅に迎え入れていただけるよう、コミュニケーションに気を配っているのですが、S様は倉庫の中まで見せてくださいました。車やバイクだけでなく、やきものもすばらしいコレクションをお持ちなのには驚きましたね。ご要望を超える提案を出さなければと、奮起しました」と菊田氏は振り返る。