歯周病の原因菌を
除去してくれる
さて今回、そんな赤星さんにパナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」を試してもらった。現役時代に首を激しく痛め、正しい噛み合わせがその緩和につながることから、オーラルケアについては身だしなみの面だけでなく、健康面でも日頃から気を配っているという。試用の感想は──。
「こうした電動ハブラシを使うのは初めてでしたが、すごくいいですね。まず普段磨きにくい奥の方や歯と歯ぐきの間もしっかり磨いてくれる。しかもあてているだけで、いつもよりきれいになっている実感がはっきりとありました。手では絶対に真似できない振動ですし、音波振動ハブラシというものがここまで進化しているんだと驚きました」
ドルツの特徴の一つは、先端部が約0.02ミリの極細毛ブラシだ。これが歯と歯ぐきの間の溝「歯周ポケット」に入り込む。さらにブラシは、毎分約3万1000ブラシストロークの微細なリニア音波振動(※)。約0.9ミリという微細な振幅によるヨコ磨きで、磨きにくい歯周ポケットにひそむ歯周病の原因菌を除去してくれるというわけだ。
歯を失う原因では、歯周病が虫歯を上回っているという。しかも歯周病は自覚症状が少ないため、気づいた時には悪化している場合が多く、基本的に自然治癒することもない。
「僕も歯周病の自覚はありませんが、油断できませんね。歯磨きというと、歯そのものがきれいになっているかが気になって、歯ぐきや歯周ポケットのことはあまり考えていませんでした。ただドルツで磨くと、毛先がスーッと歯周ポケットに入っていくので、自然とその部分を意識できます。あれが大事なんですね。僕はもともと、グラブやバット、スパイクなどにこだわる方で、自分にしっくりきた道具をとことん使うタイプ。考えてみればヘルスケアの道具も、自分に合ったものを見つけ、それにふさわしい投資をすることが大事ですね。これからは歯だけでなく、歯周ポケットもちゃんときれいにしたいと思います」
現役時代、必要とされる限りにおいて“意地でも戦列を離れたくなかった”という赤星さん。その信念は、ビジネスパーソン、とりわけ組織をけん引するリーダー層にも共通するものだろう。
「最終的にはケガが原因で引退しましたから偉そうなことは言えませんが、スポーツの世界でも、また企業でも、組織の中核を担う人間には、相応の責任感が求められます。健康管理や体のメンテナンスというのはやっぱりその土台でしょう。身長170センチ、僕のように小柄な選手は、常に100%を出し切らなければ、第一線で結果を残すことはできません。その意味では、最大限の体調管理をしてきたつもりです。そして今も、仕事の内容は大きく変わりましたが、何かあれば周りに迷惑をかけるのは同じこと。体のケアについての考え方は変わっていませんね」
何事も備えが大事──。赤星さんにならって、もう一度この“当たり前”を見直してみる必要がありそうだ。
※音波領域内での振動。