歯周病対策は早いに越したことがない。そこで今回、パナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」を赤星憲広さんに試してもらい、仕事への姿勢や健康管理などと合わせ、その感想を聞いた。
赤星憲広●あかほし・のりひろ
野球解説者
元阪神タイガース

2000年、ドラフト4位でJR東日本から阪神タイガースへ。1年目の01年に盗塁王と新人王を獲得。以後、セ・リーグ新記録となる5年連続盗塁王。07年には球団最速で1000本安打を達成。09年、現役引退。

準備のわずかな差が
雲泥の差を生む

「自分が出演した情報番組やスポーツ番組は録画をして必ず見直すようにしていますね。生放送が多いんで、とっさの質問にきちんと答えられたか、後から振り返って反省したり、今度はこう言おうと考えたり(笑)。そんなふうにして、次の放送に生かしています」

現役引退から約5年半、プロ野球解説のほかにもいまや複数のレギュラー番組を抱える赤星さんを語るときに欠かせないキーワード。それが“準備”だ。

「当たり前のことですが、確かに何事においても大切にしています。例えば、今回の話のテーマである歯や口のメンテナンスについてもそう。話をしていれば自然に目がいくところですし、テレビでは笑顔も大事。できる限りの手入れをしています。それに身だしなみをしっかり整えると、何より自分自身、気合が入りますから」

何事も備えが大事──。至極もっともではあるが、赤星さんがその真の意味を理解したのはやはり現役時代だ。

シーズン中は、プロ野球解説者として頻繁に球場に足を運ぶ。多くの人が関わる野球中継の仕事では、やはり身だしなみ、健康管理が欠かせない。

「これは野球に限らず、ビジネスでも、また健康管理でも同じかもしれませんが、準備のわずかな差が、中長期でみると雲泥の差を生むことになる。僕の代名詞でもあった盗塁で言えば、投手のクセを見抜けるかどうかは基本中の基本。クセがなければ走れない、というのでは勝負になりません。自分が一塁にいるとき、打席に誰が立っているか、さらに次の打者は誰か。それとイニングや点差などの組み合わせで、投手の配球は微妙に変わりますから、そうしたデータは極力頭に入れていました。一つ一つの盗塁は瞬時の判断ですが、それを支えているのはまさに日々の準備にほかなりません」

5年連続盗塁王の言葉だけに、やはりそこには重みがある。