課題分けに“罰”を与えずに勇気づける
自分の課題だと自覚がない子どもは、親に言われないことをラッキーとばかりに、永遠にゲームをし続けるかもしれません。
それに対して親が、「冷めたご飯を食べて当然。」「朝起きられないで遅刻すればいいのよ。」と、課題を分けることを罰のように適用すると、親子関係は悪くなっていきます。
子どもが、「自分は解決できる力があると信頼されている」から、「自分の課題として任されている」と感じられるように、勇気づけることも同時にしていくことが必要です。
「いつまでやっているの! ゲームはもうやめなさい!」
→「あと20分でご飯できるから、時間見て自分で来てね。」(コントロールできる子どもの力を信頼している)
→「時間を気にして、ゲーム終わりにできたんだね。」(勇気づけ)
「まだ、やっていないの? 早く宿題やりなさい!」
→「今日は、もうゆっくりできるの?」(宿題をやっていないことが前提ではない、自分で決められる)
→「宿題、もうやっちゃったんだ! 早めに終わってると気が楽だね!」(勇気づけ)
「いい加減に部屋を片づけなさい!」
→「明日ゴミの日だから、捨てるものをまとめておいてくれる?」(子どもが協力してくれることを信頼している)
→「助かったよ~。お部屋もスッキリしたね。」(勇気づけ)
課題を分けても、協力はする
このように、「子どもの課題」として線引きして終わりにするのではなく、自立に向かう経験を積む場として、親は協力する姿勢を示しましょう。そして、子どもの行動に勇気づけをしながら、行動をサポートしていきます。
しかし、親が誰の課題なのかをはっきりと理解していないと、いつまでも「協力」という名のもとに子どもの課題に踏み込み続けることになり本末転倒です。
子どもが自分の課題だと認識できたら、あとは子どもに任せましょう。たとえ失敗したとしても、失敗から学ぶ経験の大きさは、親には教えられないことです。
子どものこれからの人生には、もっともっと大きな課題に立ち向かわなければならないことが起きてきます。そのときに、自分の決断に責任を持てるように協力することで、自立を妨げないようにしましょう。



