オリラジ藤森さんは清々しくて、うらやましい

そろそろみなさん、誰かをホメたくてウズウズしてきた頃ではないでしょうか。

ですが、「私って口下手で、とても人をホメることなんてできない……」という人も多いことと思います。かくいう私も、口下手で困っています。『ドラえもん』に関することなら、数百人を相手に講演会が開けますが、人をホメることは難しい。ましてや女性をホメることなど、もう何年もサボっているかも……。

少し前のこと。テレビを見ていたら、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんが「君、かわうぃ~ね~!」と周りの女性タレントたちに連発しているところが放映されていて、私は腰が抜けそうなほどびっくりしました。

あとから知ったのですが、藤森さんは「チャラ男キャラ」なるものを確立され、女性を気軽にホメるというスタイルも、そういったキャラを踏まえてのことなのだとわかりました。

私のような世代から見ると、藤森さんのホメっぷりは大変清々しく感じられ、本音を言うと、うらやましくて仕方がありません。女性としては、たとえ「軽薄なキャラ」だとしても、男性からの賛辞は大変うれしいものだそうです(私の妻にリサーチしたところ、そう答えていました)。

口下手な人に勧める「アドバイス型」のホメ

藤森さんはさぞかしモテるでしょうし(もし、そうでなくても)、少なくとも女性とスムーズに会話を楽しめているのだろうと思うと、「同じ人間なのに、なぜこんなにコミュニケーション能力に差があるのか」と嘆きたくなります。

「口下手代表」の私としては、スネ夫を分析し、口下手でも失敗しないホメ方についてもお話ししたいと思います。それは、前項でもご紹介した「アドバイスしながらホメる法則」という手法です。この方法なら「君、かわうぃ~ね~!」というセリフより、はるかに誠実な印象を与えることができるかもしれませんよ!

さあ、スネ夫がホメるシーンを見てみましょう。

道端で、ジャイアンがのび太やスネ夫、しずちゃんに自分が描いた絵を見せています。さっそくスネ夫がホメちぎります。「おれの絵、そんなにいいかな」といぶかしがるジャイアン。「いいなんてものじゃないよ。天才だよ、これは」とスネ夫。

「きみは道をまちがえている! 歌手よりも画家を、めざすべきだ!」

ジャイアンの顔を指さし、熱弁をふるうスネ夫に、ジャイアンはすっかり感動した様子です。

「よく言ってくれた! お、おれはやるときめたら、トコトンやりぬくぞ!」

ジャイアンは鼻水まで流してうれし泣きします。

てんとう虫コミックスドラえもん 第14巻』小学館 第2話目「からだの皮をはぐ話」

空き地に置かれた土管
写真=iStock.com/sataporn_chayawan
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