自分でルールをつくる楽しさ「積み木・ブロック遊び」
積み木やブロックは、遊びの自由度が高いおもちゃです。何をつくるか、どうやってつくるかは自分で決められ、創造力を高める知育玩具です。
大切なのは、子どもが自分で考えて完成させること。途中で崩れてしまっても、親はすぐに手を出してはいけません。試行錯誤のプロセスは、脳にとって最高の学び。積み木を積む、崩れる、また積む……を繰り返しながら、脳は「こうすると失敗する」「これならうまくいく」という因果関係を学んでいきます。
テレビゲームのように決められたルールに従うのでなく、何をつくろうと、どのように積もうと基本的には自由です。受動と能動の大きな違いです。
親は完成品を褒めるだけでなく、「こう積んだのはすごいね」とプロセスに注目してやると、次なる挑戦への意欲を呼び起こします。
同じものを見て感情を共有「膝の上で指さし・語りかけ」
膝の上に子どもを座らせ、窓の外を指さして「あ、鳥さんだね」と声をかけるだけで、子どもの脳は刺激を受けます。同じものを見て感情を共有する経験は、脳科学で「共同注意(ジョイントアテンション)」と呼び、言葉の獲得や共感力の土台となります。子どもが指さした先も一緒に見てやりましょう。「あれはアゲハチョウだよ」と名前を教えるより、「ほんとだ、動いてるね」と共感するほうが脳に深く残ります。
心理学者メアリー・エインスワースらの実験で、親の膝の上が子どもにとって安全基地(セキュアベース)となることが証明されています。親に体を預けて、もたれかかっている状態は、物理的な接触によって心理的な安全基地を形成しているのです。親に見守られている安心感があるからこそ、子どもは外の世界へ手を伸ばす勇気がもてるのです。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


