処方箋1:動作を1つ減らす

私がいつも意識しているのは“パズルのピース”を減らすこと。同じ絵ができるのであれば、パズルのピースは少なくていい。やらなくていいコトはなるべく減らす。持たなくていいモノはなるべく持たない。暮らしのパズルのピースを減らすようにしています。

例えばわが家では洗濯物は干しません。しかもタオルや子ども服は畳みません。全てドラム式乾燥機で回したら、ポイポイかごや引き出しに投げ込んでいます。しわになると困る大人の衣類はクローゼット収納にしていますが、干す・取り込む・たたむ、の作業がなくなり、家事は格段にラクになりました。

また、干さないので物干しや洗濯ハンガーもありません。

動作を1つ減らす、持っているものを1つ減らす、それだけで毎日の小さな疲労が確実に減ります。減らすことは我慢でもなければ怠惰でもありません。減らすことでほころびがひとつ減り、暮らしは勝手に回りだします。

処方箋2:“モノ”を減らす

モノが多いと知らず知らずのうちにお金もエネルギーも浪費しています。散らかった部屋は、見ているだけで疲れますよね。片づいた机の方が仕事効率も上がります。

そもそもモノは、私達の貴重な時間を使って稼いだお金で買ったもの。必要なモノであればいいのですが、必要以上にモノを持っていると、管理する時間、探す時間、迷う時間、そして重複して買ってしまう時間がかかります。もちろん出費も増えます。更には増えすぎたモノの収納が必要になったりと、モノのためにモノを増やしてしまう悪循環です。

わが家は6人の子どもたちがいるので、気を抜くとおもちゃ、服、学用品、子どもの作品……と、あっという間に家の中がモノで溢れかえります。そんなわが家では定期的に「いる・いらない会議」をして手放すことを習慣にしています。

学用品は学期末ごとに子どもたちと一緒に「いる・いらない会議」をします。本人たちにいるか、いらないかを判断させて、不要なものはすぐ処分します。

衣替えのときには、サイズアウトした服や子どもが気に入らず着てくれない服も、もったいないからと言って取ってはおくのではなく、すぐにおさがりで譲るようにしています。

買ったけれど使わなかった物や、頂き物などもなるべく早く判断し、きれいなうちに必要としている人に売ったり、譲るようにしています。

モノが減ると本当に必要なものだけが手元に残るため、家事効率が上がります。モノの管理に費やしていた時間と労力を家族との時間やリラックスする時間にあてられるようになります。モノを手放すと、お金と時間、空間にゆとりが生まれ、絡まった毎日がほぐれていくことを実感できると思います。