「学校に行く必要など、だいぶ前からまったくない」

堀江貴文、岩崎ひとみ『小学ゼロ年生 7歳からの進路相談』(小学館集英社プロダクション)
堀江貴文、岩崎ひとみ『小学ゼロ年生 7歳からの進路相談』(小学館集英社プロダクション)

不登校児が増えている原因は、さまざまだ。教育の識者の見解では、フリースクールなど学校に通う以外の選択肢が社会的に認知され、子どもがストレスを抱えたまま通学するより、学びやすい場所で学ぶことが可能だということが親たちにも広く認識されてきている事情が挙げられている。

学ぶ場が整った環境なら、従来の学校教育に限らなくてもいいのでは? と、保護者が気づき始めているということだ。そしてコロナ禍を経て広まったオンライン授業が、不登校増加を加速させた。

「学校でやるべきことは何かを考え直す時期ではないか?」と、教育関係者は意見を挙げているようだが、僕からすれば何を今さら、という気持ちでいる。学校に行く必要など、だいぶ前から、まったくないのだという事実に、多くの子どもたちも親も気づいた。

学校に行かなくても、オンラインで勉強はできる。学校に通わなければ、嫌な人間関係や不得意な科目は避け、好きなことだけ学んでも構わない。

オンラインで学習をする人
写真=iStock.com/metamorworks
※写真はイメージです

だったら学校なんて、誰も行くわけがないのだ。不登校、大いに結構だと思う。誤解されてはいけないのだが、僕は子どもはみんな、小学校に行くな! と言っているわけではない。

「オールBに染まれない子どもたち」の選択肢が少なすぎる

現在の詰めこみ型、古い教師の指導に沿った教育が性格的に向いているという子どもも、少なくないだろう。現に、日本の教育システムのなかで学び、立派に成功した人材はごまんといる。いまの学校の勉強に、何にもストレスがないという子どもは、別にそのまま通っていればいいと思う。

肝心なのはフィットできない、「オールB」に染まれなかった子どもたちが、苦痛を感じることなく勉強を続けられる選択肢が、あまりにも少ないという問題だ。不登校というネガティブな表現に収められてしまうけれど、学校に行くのをやめた子どもたちは、決して勉強そのものを諦めたわけではないし、不必要だというわけでもない。

何らかの最適な選択肢を、ひとつでも多く用意することが、成熟した社会の役割というものではないか。