“過去問を解くようす”をビデオで撮影
国語や理科、社会と違い、思考のクセがついてしまうと誤答に導かれてしまうのが算数。実は算数の過去問演習において、正解・不正解だけでは見えてこない思考のクセを可視化する方法があります。それが、手元を録画することです。
私は過去問を解く息子の近くにスマホスタンドを立て、息子が問題を解いている手元を真上から撮影していました。すると「手が止まる問題が数問ある」「解くまでに異常に時間がかかる問題」「見直しの仕方」などが客観的に見えてきました。
問題を解いた後、子どもと動画を見ながら「手が止まった問題たちには共通点があるかな?」など質問をしていくと、子どもは自分の解き方を改めて考え、自分の思考の迷いを言葉にしていきました。
この受験直前期に“客観的に自分を見る”プロセスこそが、入試本番でのアウトプット力を高め、また同じミスを繰り返さないための修正力を育てる最大のトレーニングだと、私は確信しています。
「説明会」は出題方針を知るチャンス
9月以降も、各学校では説明会や入試ガイダンスが数多く開催されます。受験のラストスパートに向け、慌ただしい日々なのは承知ですが、これらの説明会は「時間があれば行った方がいい」というものではなく、「行かないと本気で損をする」ものなので、志望校の説明会はぜひ参加をしてください。
私自身、複数の学校の説明会に参加して驚いたのは、話される内容がそのまま出題方針のヒントになっていたことです。「理科は実験観察が多く、設問文が長くなります」「国語の記述では“根拠の書き方”を重視しています」「算数は速さと立体の切断が必ず出ます」という先生の言葉を聞いて、日々の学習の焦点を置くポイントを変えたのを覚えています。
秋以降は模試も頻繁に行われ、説明会参加のスケジュールを組むのも大変でしょうが、志望校に向けた新たな戦略法を手に入れるためにも、ぜひお子さんと一緒に訪れてください。家庭学習のモチベーションアップにもつながるはずです。


