上司と“ほどほどに”円満な関係を築くコツ

いつもいつも上司におべっかを使う必要はありませんが、まあ、時と場合を選びながら、ちょっとだけ気分がよくなりそうなことを言ったり、出張に出かけるときには3回に1回くらいお土産を買ってみたり、という感じでしょうか。

内藤誼人『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』(明日香出版社)
内藤誼人『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』(明日香出版社)

何事もほどほどが一番なのですが、それは上司との関係にも当てはまります。

上司に嫌われるのは論外ですが、だからといって「上司の一番のお気に入りになろう」などとは思ってはいけません。ほどほどでいいのです。割合でいうと、6から7割くらい好かれるというくらいがいいのではないかと思われます。

上司との関係がスムーズにいくようになると、職場で感じるストレスはぐっと減らすことができます。

たいてい、ストレスが高じてうつ病になってしまうような人は、上司との関係があまりうまくいっていないことが原因です。上司とうまくやっていけば、こなしきれない量の仕事を与えられたり、ガミガミと叱責しっせきされたりすることもなく、仕事でストレスを感じなくなります。

とりあえずは、毎朝、上司と顔を合わせたら、自分のほうから挨拶をするとか、仕事の進捗しんちょく具合などを、求められる前に自分から報告にいくことなどを心がけてみてください。そういった、ちょっとしたことで上司との関係はうまくいきます。

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