全員と話し終わったら「いいねタイム」

婚活パーティの中には、第2回で紹介したような流しそうめんやバーベキューなどのイベント系、ものづくりやクッキングなどの体験系、また飲み会(合コン)があるが、王道は個別の「お見合いタイプ(個室パーティ)」だ。

大抵は年代によって募集が分かれ、男女5対5から15対15くらいまで集める。会場には参加人数に応じた個別ブースが用意され、各ブースで男女1対1が約4~8分間のトークタイム。だいたいどこでも男性だけがブースを移動していく。次々に目の前の異性と話すことから、別名“回転ずし”ともいわれるが、イベント系と比べればカップル成立しやすい。

回転ずし
写真=iStock.com/xxwp
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最近は各自のスマホを使用するパーティも増えてきた。会場に行き、開始時間になってスマホからパーティ用のURLにアクセスすると、参加した異性の写真付きプロフィールや自己紹介が見られる。プロフィールを見ながら異性とトークし、全員と話し終わったら「いいねタイム」。いいなと思った人に“脈ありサイン”として「いいねボタン」を押す。

参加者の人数が多ければいいというものでもない

そのあとは「マッチングタイム」。相手からの「いいね」を踏まえて、第1~第3までのマッチング希望をスマホから送信する。相手も同様に希望してくれればカップル成立、マッチングというわけだ。もちろん、スマホを使わず手書きのプロフィール用紙やマッチング用の投票用紙を用いるパーティもあるし、「いいねタイム」がない場合もあるが、どこも流れは似たようなものだ。

独身の人がこのような婚活パーティに参加したいと思ったら、ネットで「婚活パーティ」と検索すれば、企業が主催するものが数多くヒットする。毎週、しかも同日に複数のパーティを開催する企業は、集客力がある。一方で、開催頻度が少ない企業は、参加者も少ない。

しかし参加者の人数が多ければいいというものでもない。多いと誰が誰だかわからなくなる。どの人もプロフィール項目を全て記入しているとは限らず、会話したことを覚えている必要があるのだ。