自分が45歳なら「40~49歳のパーティ」がいい

私はこれまで20近くの個室パーティに参加してきたが、異性が5~6人くらいのほうがゆっくり話せるし、それぞれの人となりが頭に入ると思った。しかしその場合、参加した異性全員がイマイチと感じると、無駄な時間になってしまう。

安心感があるのは、結婚相談所を営む企業が開催する個室パーティだろう。身分証の提出が義務づけられ、「本人確認」を行っているので年齢などの詐称が起きにくい。ほかにも帰宅時に連絡先をしつこく聞かれたなど、あとから何かトラブルが起きた時に、主催者に通報すれば対処してもらえる。

参加するパーティは、開催日時と場所、そして募集年代で決める(ほか婚姻歴の有無や年収、ノンスモーカーなどもある)。年齢は、募集対象の中で自分の年齢が真ん中くらいだとちょうどいいといわれる。たとえば自分が45歳なら、35~45歳もしくは45~55歳を対象にしたパーティよりも、40~49歳のパーティがいい。

私は自分が募集の最低年齢(つまり一番若い)のパーティにも、自分が最高年齢のパーティにも参加したことがあるが、最低年齢の場合は年が離れすぎている人とマッチングし、最高年齢の場合はいいなと思う男性は多いものの、他の女性よりなにかが秀でていないと難しくなる。男性はより若い女性を選ぶからだ。

さびれたビルの中に「おしゃれなカフェ」があった

私が初めて参加した個室パーティの参加要件は「男性が42~54歳で年収800万円以上、もしくは大卒&年収600万円以上」「女性は38~49歳で笑顔を心がけ周囲にも優しい」だった。

ここに限らず、女性の参加要件はいつもあってないようなもの。これだけ男女平等といわれる現代で、男性の参加要件に合わせて女性も年収や学歴要件を設定するべきだと思うのは私だけだろうか。ちなみに参加費用は男性が4900円、女性が2700円。個室パーティとして平均的な価格ではあるものの、やはり男性のほうがぐっと高い。

開催場所は新宿にあるビルの一角。さびれたビルの外観を見て少し不安な気持ちになる。しかしエレベーターで上にあがって該当の階に降りると、入り口は華やかなレンガ壁に彩られていた。女性が2人、にこやかに立っている。

新宿駅南口から西に向かう
写真=iStock.com/krblokhin
※写真はイメージです

「こんにちは。17時からのパーティにご参加ですか」

首をかしげてこちらの顔をのぞきこむ。私がうなずくと身分証の掲示を求められた。本人確認が済むと中へ。ビル外観とは見違えるような室内で、まるでおしゃれなカフェだ。