フランスのディズニーキャストは「全員笑顔」ではない

さすがに夢の国の本場、アメリカ・カリフォルニアのディズニーランドではそんなことはないが、フランス・パリ郊外のディズニーランド・パリでは、チケット売り場のやり取りはぶっきらぼうで、園内の一部キャストにはスマイルがなかったりする。

高級旅館や百貨店などとともに日本流おもてなしの最高峰とされるANAやJALといった日本の航空会社には目もくれず、日米路線でも、好んで米系航空会社などを選ぶ外国人ビジネスマンだけでなく、インバウンドも多い。英語がより通じる、母国のフラッグシップキャリアだからといった理由はありそうだが、日本人にとっては、どうみても日系エアラインの方が、おもてなしがあり、丁寧で快適で清潔なのにである。

「おもてなし」を求めて来日しているのではない

インバウンドの多くにとっては、我々がそうであるように、世界遺産など有名観光地や自然、現地の食事、買い物などが旅行の目的となる。無論、治安など安全性が担保されていることが大前提であり、その上で、一部の富裕層を除けば、航空券や滞在費など、かかる費用も当然、決定要因になる。

いずれにせよ、後押しになることはあれど、「おもてなし」を求めてインバウンドが来日しているわけではない。そもそも日本流「おもてなし」は日常になく、むしろ、自国と同じような接客サービスや応対、または、いわゆるグローバル・スタンダードなサービスを求めている場合もある。

旅館の中居さんがあいさつしている
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