エアコン掃除や電球の取り換えなど、代行サービスはありふれている。しかし孤独な人生、会話もなく、心のふれあいがなければ、ただ寂しいだけだ。そんな現代人の孤独を癒す、真心のこもったサービスがあった! 「プレジデント」(2023年3月3日号)の特集「ひとりが楽しい人生戦略」より、記事の一部をお届けします――。
心のスキマ、お埋めします
「今はシェアの時代。車や自転車だけでなく、お母さんをシェアしたっていいですよね」
こう話すのは、外資系証券会社で働く村上隆子さん(仮名・40代)。東京都中央区のタワーマンションに住む、いわゆるバリキャリ女性だ。アルマーニのスーツを愛用し、白いBMWを乗り回し、年収は20代の頃から数千万円を稼いできた。誰もが憧れる生活をしていると思いきや、こう心情を吐露する。
「傍から見れば、私はすべてを手に入れた勝ち組の女に見えるでしょうね。しかし、心が満たされない。火のつかないしけった花火のようでした。ヨシ江さんに会うまでは……」
隆子さんは既婚者だが子供はいない。同業者の夫と同居しているものの、10年近く家族らしい会話をした記憶がないという。