(5) Foster Execution:参加者全員の深い気づき

この次のステップは、フューチャーセンター・セッションの終了後に、いかに参加者が行動を起こせるか、というところになります。主催者である新規事業チームは、ここで次回に向けてのコミットを行いました。「今日お越しいただいた皆様のところに、個別に訪問させていただき、次のステップを一緒に考えさせてください」、と。そして、彼らは実際に行動を起こしました。

私はファシリテーターのできることとして、このセッションからの気づきを4つのシナリオに整理し、今後のアクションの方向性を提示しました。この整理をすぐに招待ゲストにフィードバックすることで、ゲストの皆さんをこの活動の中に巻き込んでいくきっかけを作ることができました。

このような「対話の整理」と「フォローアップの行動」が、フューチャーセンター・セッション後の活動として、なにより大切になります。

フューチャーセンター・セッションを開催するイメージが、少し沸いてきたでしょうか。是非一回、実際にご自分で開催してみましょう。あるいは、他の人が主催するフューチャーセンター・セッションに参加してみましょう。基本的にフューチャーセンター・セッションは、多様な人材に対してオープンに参加の扉を開いています。もし誘われることがあれば、出かけていって積極的に貢献しましょう。