男は浮気を自慢する女は墓場まで持っていく

もちろん、浮気という行為自体、作為的ではないにしても夫なり妻なりがだまされていることになる。浮気経験が全くない男性は僅かだろうが、最近は妻の不倫も急増している。結婚後、夫以外で肉体関係を持った相手の数は、平均5~6人とも言われるご時世だ。

妻の依頼で夫の浮気調査をしていたら、同じホテルで夫婦が鉢合わせしたことがあった。依頼してきた妻自身も浮気をしていたのだ。

老舗菓子屋を営む若旦那にふりかかったのは、育てていた子供が他人の子だったという悲劇だ。その若旦那は子供が自分に似ていないことから疑念を抱き、まずは自分が病院で検査を受けた。すると、子供ができない無精子症であることが発覚。同窓会に行った妻がかつてのクラスメートと不倫してできた子だとわかったのである。結局、不倫妻は子供と一緒に家から追い出されたそうだが、この手の話は決して珍しいことではない。

妻は夫の浮気に敏感で夫は妻の浮気に鈍感だと言われるが、その通り。男は浮気をすると、急に携帯電話のロックをかけたり、朝の整髪が念入りになったりと行動に出やすい。友人にぽろっとしゃべって、妻の耳にはいることもある。

それに比べると、女性はガードが固く、浮気がバレにくい。親しい友人にも一切語らず、「墓場まで持っていく」と話す女性は多い。

もっとも、男にもツワモノはいて、浮気相手はなんと7人。彼は同じスーツを7着仕立て、全部の家に置くという工作をしていた。長い出張と偽って愛人宅を渡り歩いても、同じスーツを着て戻れば疑われないからだ。だますほうは相応のお金と知恵と労力を使っているのである。

小原誠
オハラ調査事務所・所長。40年以上の実績を誇る探偵社で、浮気、ネット被害対策など企業や個人の様々な調査に携わる。著書に『探偵裏事件ファイル』(文春文庫)
 
(上島寿子=構成 AFLO=写真)
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