2015年11月24日(火)

いまだ苦手 人前で話す時「心拍数を下げる」技5

得する習慣、損する習慣【38】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
古川 武士 ふるかわ・たけし
習慣化コンサルティング代表取締役

古川 武士

日立製作所を経て2006年独立。「習慣は第二の天性」をモットーに、社員研修・コンサルティング・個人向けセミナーなどをおこなっている。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(いずれも日本実業出版)など。

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習慣化コンサルタント 古川武士=文
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なぜ、人前で話す時、ドキドキするのか?

「どうすれば緊張しないようになるでしょうか?」

私が「話す習慣」の研修をする時に最も多く質問を受けるのは、これです。今は講演や研修で毎日のように人前で話をする私ですが、もともと人前で話すことには強い恐れを抱いてきました。

今回は、そんな自分自身の過去と、1000人以上のビジネスマンのプレゼンテーション指導の経験から、「緊張をコントロールする習慣」を解説します。

(1)なぜ人前で話すのは緊張するのか?

人前で話すのに、緊張しないという人は少ないでしょう。

ある統計では、9割以上の方は人前で話すことに苦手意識を持っているそうです。そのうち1割の方は極度に緊張することへの恐れを抱いており、話す機会から逃げ続けるため、余計に苦手意識を高めています。

では、「うまく話せる技術」を学べばいいのか? というとそうでもありません。

プレゼンが結果的にうまくても、緊張のボルテージが高まり耐えられない人もいれば、あまり上手でなくても緊張しないという人もいます。

つまり、「うまく話す対策」と「緊張をコントロールする対策」は違うのです。

では、なぜ人前で話すことに緊張するのでしょうか?

結論からいうと私は、「予測不可能性への恐怖」だと考えています。

人前で話すという非日常的な環境に置かれた時、人は必死でその場・時間をコントロールしようと努力します。でも経験が少なく、その状況下でうまく話せるか予測がつかないことを恐れているわけです。

「頭が真っ白になって沈黙が長引いたらどうしよう」
「どのような質問をされるだろう?」
「相手はどんな反応を示すだろう?」

と、恐怖がどんどん膨らんでいくのです。

私が1000人以上のプレゼンテーションを指導した結果から言っても、5秒以上沈黙してプレゼンが立ち行かなくなるケースはほぼ皆無です。1秒の沈黙でも本人にとって永遠のような気がするだけで、見ている方はさほど気にしていないものです。

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