2015年10月19日(月)

ある日、あなたの上司が外国人になったら……

PRESIDENT 2015年2月16日号

著者
井上 佐保子 いのうえ・さおこ
ライター

慶應義塾大学文学部卒。通信社、出版社勤務を経て、2006年独立。企業の人材育成、人材マネジメント、キャリアなどをテーマとして、企業事例、インタビュー記事などを多数執筆。人事・人材育成分野の書籍ライティングも手がけている。

執筆記事一覧

ライター 井上佐保子=文 干川 修=撮影
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なぜ英会話レッスンを誰からも見える場所で行うか

地元のスーパーやコンビニに飲料の営業や販売をする中小企業に勤めていたのに、ある朝突然「来月から関連企業と統合し、グローバル企業になる」とお達しが。数カ月のうちに社長も上司も外国人。社内で英語が飛び交い、ビジネスプロセスから制度、組織までもが、がらりと“外資的”になってしまったとしたら――。あなたは、その変化を受け止められるだろうか。

それに近いことが起こっているのが、東京・赤坂にあるコカ・コーライーストジャパン(以下、CCEJ)だ。そこには不思議な光景が広がっていた。

オープンなオフィスの数カ所で英語レッスンが行われている。

就業時間中にもかかわらず、オフィス中央にあるオープンな打ち合わせスペースでは、外国人講師による英会話レッスンが行われているのだ。レッスンは1回50分で、3、4人の少人数制。利用回数にルールはないが、社員は積極的に受講することを奨励されている。毎日受けたり、1日に2度受けることも可能だという。10段階のレベル認定も行われ、社内では優秀者をMVPとして毎月表彰している。講師だけでなく英語レッスン手配の専用ヘルプデスクも常駐しており、“駅前留学”ならぬ“オフィス内留学”状態だ。

「講師が常駐しているので、少しでも空いた時間があれば、レッスンを入れるようにしています。少なくとも1日に1度は英語のレッスンを受けるようにしています。といっても、昔は英語を仕事で使うなんて、想像もしていなかったんですがね……」と話すのは、50代の管理職男性。

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