日本企業で欠かせないビジネス慣習のひとつが朝礼だ。昭和の昔、サラリーマンの仕事は朝礼、ラジオ体操、上司の精神訓話から始まった。月日が流れ、体操と精神訓話は姿を消しつつあるが、朝礼には時代を超える効用があるのだろう。いまもビジネスマンたちは朝から元気に声を出している。

「朝礼は1年365日、年中無休でやっています。目的は一つ。当社が大切にしている『サービスが先、利益が後』という思いを共有することです」

そう語るのは埼玉主管支店の支店長、大友丈晴だ。ヤマト運輸は全国に70の主管支店を配しており、約4000のセンターをサポートする中核店舗となっている。

(尾関裕士=撮影)
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